子どもたちは夏休みに突入し、いよいよ夏本番。波止には今年も豆アジが回遊をはじめ、サビキ釣りが楽しい季節が到来した。今回は、アジ狙いの波止サビキ釣りをピックアップ。海釣り入門にももってこいなので、ぜひ未体験の家族や仲間を誘って出かけよう!
初めての釣り体験にピッタリ
私も釣りデビューはサビキ釣りで、4歳のころ経験したこの釣りが原点となっている。
祖父に連れられて行った和歌山の波止でのこと。何も分からぬまま持たされたサオが、次第にブルブルとなって、リールを巻けば、アジがハリに掛かっていた。
まだかまだかと待っている時も海中の中を想像して楽しいし、アタリがあった時はなおさらである。
釣りという趣味に出あって25年以上経つが、船や磯に足繁く通う現在でも、初夏のサビキシーズンには釣りの原点に戻るために、サビキ釣りに通っている。誘う、食わせるの基本パターンがこの釣りに凝縮されているからだ。
「え、サビキ釣り?楽しい?」と思われるかもしれないが、実は奥が深い。しっかり釣り方とコツを把握して、サビキマスターを目指していただきたい。
ポイント選びは?
さて、そんな釣り人の登竜門のようなサビキ釣りだが、ポイントは幅広い。
基本的にアジは回遊魚なので、群れが入ってきて溜まる港内、潮通しのいい釣り公園、また水深のある沖堤防など、近場のあらゆるポイントで狙うことができる。
ポイントを選ぶコツとしては、これがすべてではないが、私がキーワードとするのは水深3ヒロ以上の砂地。
特にマイポイントである泉佐野周辺ではこの立地が多い。
底に岩礁帯などがあるポイントでももちろん狙えるのだが、仕掛けが着底した際にトラブルが多いため、初心者は足場がいい堤防を糸口に、周りで投げ釣りでキスでも狙えるようなポイントがいいだろう。
水深については、まきエサをしっかり効かせて魚を寄せることが重要なので、浅すぎず深すぎずが鉄則。
初心者や女性にお勧めしたいのが釣り公園。
売店では釣り具やエサが手に入るほか、トイレや自販機も完備されているので、小まめに休憩をしながら釣りを楽しむことができる。
さぁ、次はタックルだ。