陸っぱり新子タチウオゲームで2ケタ釣果 メバルタックル流用で満喫

陸っぱり新子タチウオゲームで2ケタ釣果 メバルタックル流用で満喫

1月3日の夕方、釣友親子を誘って愛知県弥富市の西3区周辺にタチウオを狙って釣行した。この日はヒットゾーンが狭くパターンもコロコロ変わったが、午後9時半ごろの終了時には、親子そろって余裕の2ケタ釣果となった当日の釣りをリポートする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

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伊勢湾奥の冬タチウオ

この時期、私が楽しみにしているのが伊勢湾奥の新子タチウオ。アタリこそ多いものの、フッキングに持ち込むのは意外にも難しく、チビのくせに手強い相手だ。しかも幽霊魚の異名を持つだけあって、その行動は神出鬼没。全く釣れない年があるかと思えば、春先まで釣れ続くこともある。

昨シーズンは全くの不発だったので心配していたが、しばらく前に名古屋港西部で姿が確認できた。とはいえ、1週間もしないうちに姿を消してしまうことも珍しくない。

名古屋港でタチウオ釣り

釣れているうちにということで1月3日の夕方、仲間の吉田さん親子を誘って愛知県弥富市の西3区周辺に足を運んでみた。

当日は少し風があるものの、まずまずの釣り日和。メバル用のタックルに3gのジグヘッド、グローカラーのワームをセットして、日没と同時にキャストを開始する。

陸っぱり新子タチウオゲームで2ケタ釣果 メバルタックル流用で満喫タチウオタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

新子タチウオ登場

居場所を探るため遠投して広範囲を探ると、かなり沖の中層でフォール中にアタリが出た。とはいえ、おそらく下からかじっているだけなのだろう。サオ先がわずかに戻るだけでヒットには持ち込めない。

それでも完全に暗くなると活性も上がってきたのか、時折明確なアタリが混じるようになってきた。サオ先が押さえ込まれたタイミングでアワせると、根掛かりのような重量感。ヒットの瞬間に魚体をくねらせてバックするため、新子とはいえメバルロッドをバットまで絞り込んでくれる。

魚を浮かせると突然軽くなるが、それは魚体がまっすぐになって水の抵抗が少なくなっただけ。バレたと勘違いしてラインを緩めると本当に外れてしまうので、しっかりテンションを保って寄せるようにしたい。

姿を見せたのは指1本半の新子タチウオ。美しい銀色の魚体にはウロコがないため、地面に置いたり手で触れたりするだけでも致命傷を与えてしまう。今回はキープしたが、リリースする場合はバーブレスフックを使用し、魚体に触れないように水面上でハリを外すことが大切だ。

陸っぱり新子タチウオゲームで2ケタ釣果 メバルタックル流用で満喫小さくてもゲーム性は変わらない(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

初挑戦の釣友も本命ゲット

この1匹を皮切りに、タチウオも捕食モードに入ったようだ。ここからはアタリも多くなってきたが、初挑戦の吉田さんにはアタリが出ない。群れが小さいのか、ヒットゾーンが狭いのだろう。

そこであの辺りにキャストして、とアドバイスするとアタリがあったようだ。最初はアワセのタイミングに戸惑っていたが、ほどなく慣れてきたのか1匹目をキャッチ。

陸っぱり新子タチウオゲームで2ケタ釣果 メバルタックル流用で満喫鋭い歯には注意が必要(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

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