今回は清水港のSHINSEIMARUを紹介する。その名前の由来は、船長の気配り溢れるものだった。
ローマ字の船名
首都圏と中部地区の中間点、静岡・清水港。巨大客船や貨物船が海外からも訪れる。そんな清水のシンセイ丸。正式には「SHINSEIMARU」と表記する。船体にもそのようにアルファベットで記されている。
「漢字はそれぞれ違うけど〝しんせいまる〟という読みの船は多いでしょ。紛らわしいからアルファベットにしたんだ」と増田憲光船長。
東京や愛知、山梨…いろいろな場所から来る釣り人も、外国船の船員もこれなら船名がすぐ認識できる。わずらわしい思いをしてほしくないという気配りを感じるエピソードだ。
乗船客への細かい配慮
取材で乗船した際には、貸し道具のビギナーが仕掛け交換に手間取らないようにと、魚の食いがよければ太めのハリスを用意したりと、細かい配慮が行き届いている。
そういった船長の気配りの積み重ねのおかげで、船上で快適に釣りに集中できるということを実感する。
そんな「OMOTENASHI」の精神を感じる同船で、駿河湾を満喫してみては。
<週刊つりニュース関東版 大高/TSURINEWS編>
SHINSEIMARU