新年の初釣りは、静岡県御前崎市の御前崎港でライトゲーム。メバル狙いのタックルに、大物ヒラスズキがヒット。最高の新年ファーストフィッシュをキャッチした。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・高木孝)
御前崎港でライトゲーム
新しい年を迎えての初釣行はどんな釣りになるのか。寒さ厳しい時期ではあるが、できれば釣果を得たいと思うのは私だけではないと思う。
しかし遠州灘のサーフゲームメインに釣行している私にとって、確実に釣果を得るのは非常に難しい。ということで、新年の初釣行は釣果に恵まれやすいライトゲームと考え、1月5日の夜明けのタイミングにメバルを狙って静岡県御前崎市の御前崎港へ釣行した。
ライトゲームの魅力は釣果に恵まれやすいこともあるが、足場の良いポイントで手軽にルアーゲームを楽しめること。
当日のタックル
この日の天候は、この季節らしい西高東低の気圧配置で西風が強い予報だったが、明るい時間ということもありターゲットの警戒心も緩むだろうと前向きに考えて、苦戦しながらエステルライン0.4号の細ラインをガイドに通した。
メバルは夜というイメージがあるが、日中でもリアクション系のルアーやワームで十分に釣果が見込める。
使用するラインも重要で、ワームを使う場合は沈むエステルかフロロカーボンラインカーボン。フォールを意識した誘いに反応が良いと感じている。
1gのジグヘッドにストレートワームをセットして釣り開始。狙うポイントは堤防沿い。日が昇るとできる影を狙い、護岸沿いにキャストする。ボトムまでフォールさせたら、ロッド操作を加えながらスローリトリーブ。そしてフォールさせるという誘いを繰り返しながら反応を待った。
想定外の良型ヒラスズキ登場
偏光グラス越しに海面を見ると、小魚が群れていた。生命感ある海に簡単に釣れるだろうと考えていたが、これが大誤算で全く反応を得られずに1時間が経過した。新年早々厳しい釣行になってしまったと考えながら、ロッドティップでワームにアクションを加えた瞬間にアタリが出た。
ヒット直後はメバルだと思ったのだが、すぐに違う魚を思わせる強烈な引き。少しずつ距離を詰めると、海中に銀色に輝く魚体が見えた。ラインが細いため無理をせず、シーバスかクロダイだろうと、さらに距離を詰めると良型のヒラスズキの姿が見えた。
私の釣行エリアでも随一のおいしい魚の姿を見て、絶対にキャッチしたいと考えながらネットでランディングしたのは、60cm弱のグッドコンディション。時計の針は午前8時30分。新年のファーストフィッシュには申し分ない1匹だった。
ボトムでカサゴをキャッチ
その後も本命のメバルを狙いキャストを繰り返したが、全く反応を得られずボトムでカサゴをキャッチしたところで、堤防沿いの影がなくなったため釣行を終えた。
今後の展望
御前崎港のメバルゲームは、晩秋から釣果が聞かれ始め産卵のためだと思うが、一度釣れなくなり年明けごろからまた釣れるという傾向にある。
この日は釣れなくなるタイミングだったようで、良型のヒラスズキとかわいいサイズのカサゴという釣果だったが、富士山を見ながらの初釣行でおいしい魚をキャッチすることができ、満足の釣行となった。
厳寒期を迎えて海況が安定せず厳しい時期を迎えるが、遠州灘サーフでは大型のヒラメが期待できる。メバルも梅雨ごろまで楽しめるため、サーフが厳しい日でも癒やしの釣りの準備をして釣行しようと考えている。
<週刊つりニュース中部版APC・高木孝/TSURINEWS編>
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