2021年の竿納めに沼津の我入道へ釣行。釣行リポートとともに釣ったフグを調理してくれるお店も紹介しよう。意外や意外、サバフグは想像以上の美味さに大満足だった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
1投目からアラ登場
現地には6時前に到着しタックルの準備に取り掛かる。先客の出船待ちで7時ごろ出航。水深58mのポイントに到着。まずは筆者が胴つき仕掛けにサバの切り身エサを付けて投入すると、着底と同時にアタリがきた。
「うそ!?」と思いながらも軽くアワセを入れると水面に姿を現したのはオオスジハタの子供。成長するに従って模様が目立たなくなる。かなり大型になる種類で、30キロを超えるサイズにも。四国以南で見られるハタですが、こちらの海にも生息域を広げてきたのでしょうか。
ゴボウ抜きで取り込みに成功。妻は「サバエサ最強♪」と大興奮。以前にこの海域でマハタも釣り上げたこともあり、魚種が豊富な海に感謝したい。
サバフグの猛攻スタート
コマセ仕掛けも投入すると、魚群探知機に反応が出てきて期待が高まる。するとモゾモゾとしたアタリを感知。ラインを巻き上げてくるとハリがない。フグだ!魚探の反応がフグだったことに落胆。気を取り直して再び投入すると今度はPEラインをかみ切られ高切れ。次の投入ではクッションゴムも切られる。
胴つき仕掛けも同様に容赦なくブチブチ切られまくる。妻もPEラインを切られてしまい早くも戦意喪失。これでは釣りにならないとポイントの移動を決断。
ポイント移動でイトヨリ手中
前回妻がマダイを釣り上げたポイント付近にアンカーを下す。数投目に今までと明らかに違う明確なアタリがきた。しっかりアワせて巻き上げてくると自己記録更新の良型のイトヨリが水面に浮上。
しかし、その後もフグの猛攻は続き、他のボートからも「やられた!うわぁー」と悲鳴にも似た様な声が聞こえてくる。それにしても、これだけ釣り人の仕掛けがフグに切られて海底に沈んでいると思うと環境への影響が気になってしまう。
サビキでサバフグ4匹掛け
サバフグの猛攻は続き用意していた胴つき仕掛けがなくなったので、サビキ仕掛けにチェンジすることにしてみた(随分昔に購入した皮付きオーロラサビキを使用)。
コマセカゴは付けずに仕掛けを下すと、着底と同時にガタガタガタガタと明らかにフグと分かるアタリが訪れてきた。一気に巻き上げて良型のサバフグを一荷釣り。10本バリに4匹掛けでクライマックスとなった。
時刻は10時20分。仕掛けはフグに滅茶苦茶にされたので、これを機に納竿することにした。
最終釣果
筆者はイトヨリ(40cm)1匹、オオスジハタ(25cm)1匹、サバフグ(32~37cm)4匹。妻はボウズで終わったが「釣れなかったけど凄く楽しかった♪」とご満悦の様子だった。
アフターフィッシング
さてサバフグをどうしたものかと悩んだが、私たちは折角釣った魚をみすみすリリースする気持ちにはなれず、一旦持ち帰ってお店で調理してもらうことにした。