アジとメバルがいる大阪南港の冬。ライトゲームアングラーには至福の海だ。そこで今回は二種狙った。リアル二刀流、アジングロッドでばしっとしとめた釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
フィネスでメバル
せっかくのエステルライン運用だ。風もまったくないので、0.2gのヘッドで小さいワームをじーっと表層で見せてみることにした。キャスト、ラインスラックを取って、リグをただ水になじませてふわふわさせる。すると、20cm級がたちまち登場。
もう1尾追加して、二刀流できた。小雨が降ってきたので、小雨パターンも見たいと思いながらも、翌日の仕事の事情で風邪は引けないので潔く引く。いろいろやるのもいいが、こういう引き際も大事だと思う。
メバリングロッドでアジは難しい
筆者の私見で言うと、ライトゲームで両刀しやすいのは間違いなくアジングタックルだと思う。メバリングタックルではアンダー1gが極端に使いにくくなる上、7ft以上のロッドだとフッキングレスポンスが悪くなり、またメバル主眼のPE運用だと水中でラインがふよふよと漂ってしまいハリ掛かりしにくい。
大谷翔平ばりに投打兼ねるならアジングロッドでメバルも狙ってほしい。イチロー氏は「160km/hの球を投げるやつはメジャーにはたくさんいる(それがストライクにならないだけ。大谷はそこがすごいのだが)。でも打者としてこれくらいのセンスを持つ選手はいない。だからどちらかといえば打に専念すべきだと」と言ったらしいが、筆者にとっての打はアジングだ。だからアジングでやる。自分が得意だと思うタックル、ゲームを主眼にライトゲームの二刀流を組み立てればいいと思う。
ちなみにアメリカではピッチャーも普通に打撃練習するらしく、日本の投手がメジャーにきて当たり前みたいにまったく打てないのが信じられないと言う。何をおいても優先すべきことはあるが、おろそかにしてもよいことはないようだ。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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