今季の泳がせ釣りはヒラメがイマイチと言われているが、これ以外にもハタの仲間など魅力的な魚がいる。12月10日、愛知県南知多町にある師崎漁港の武丸(まとばや丸)に乗り、この釣りの様子を取材した。
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仕掛けの使い分けがキモ
このあと、船中で50cm前後のヒラメが何匹か上がったあと、船は伊良湖水道の出口に移動。水深30~40mラインを攻めると、再び石崎さんがヒラメをキャッチ。このあと、浜崎さんがワラサを釣り上げラストを飾った。
納竿を前に、当日ヒラメを連発していた石崎さんに、今回の攻略テクを聞いた。同氏は、「根周りで、かつエサもアジを使っているのでハリスを50~60cmと短くし、ステイトの長さは60cm、オモリは底から20cm上に定位させることを意識した」とのことだった。
伊勢湾や伊良湖沖のヒラメ釣りでは、ステイトを50cm以内と短くするのが定番だが、攻めどころが変われば有効な仕掛けも変わる。岩礁や漁礁周りでは、ステイトを長くする手法もあるので、釣行時はうまく仕掛けを使い分けてほしい。
神経絞めでおいしさアップ
今から早春まで楽しめる南知多出船の泳がせ釣り。寒ビラメやハタの仲間など、おいしい魚が目白押しだ。
なお、南知多の遊漁船では、大型魚なら神経絞めをしてくれるので、おいしさも数段アップ。旬魚&高級魚ぞろいの泳がせ釣り。せっかくのご馳走だからベストな処理がされた魚を味わいたい。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>