冬磯で大人気のスマガツオ。回遊ルートが読めないことから、専門に狙う人は少ない。釣れるとすれば、ヒラマサやクロ釣りの他魚として、まれにハリ掛かりする程度。今回は「スマガツオの刺し身」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
冷凍して保存
カツオ(スマガツオ)とは言え、マグロに似た肉質なので、意外に冷凍に向いている。柵取りしたものをそのまま冷凍してもいいが、一度あぶってから凍らせたほうが、うまみを逃さない。キッチンペーパーで包み、ラップをかけて冷凍室に入れよう。
解凍は冷蔵室内で
解凍する際は、冷蔵室内のチルドでゆっくり解凍し、半氷の状態で刺し身にしていく。完全に解ける直前が最もおいしいタイミングだ。
日持ちの目安
日持ちの目安としては、チルドで一週間以内。冷凍の場合は、3か月ほど持つ。ちなみに業務用の冷凍庫(-30℃)なら、1年くらい持つそうだ。
分厚く切る
刺し身の厚さは1cm以上。分厚く切ることで食感がよくなり、口いっぱいにうまさが広がる。
残った部分もおいしい
刺し身を作って残った部位もおいしく食べられる。
カマは塩焼き
火を通す食べ方は身が硬くなりすぎるため、あまりおすすめできない。ただ、カマはもったいないので、塩焼きにしよう。焼き上がりにカボスなどを絞るとイケる。
中落ち
また、3枚におろした後に出る背骨も大事にしたい。ここにも身が結構付いているので、スプーンを使って身をこさいでいく。取れた身は、すしネタで知られるネギトロにすると最高だ。
<松田正記/TSURINEWSライター>