徐々に部分解禁を続け、間もなく全面解禁となる外房・鹿島のヒラメ釣り。最近はかなりの好釣果が連日続いているとのことで、全面解禁前に釣行に出かけた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター古谷健太)
部分解禁と全面解禁
今回は鹿島港からの出船となった。鹿島エリアは11月から解禁となっており、11月1日からヒラメ釣りがスタートしているが、強風続きの日が多く、うねりの中での苦戦の釣りのようである。
しかし、釣果はすこぶる順調で、中には大判と言われる大型の姿も見られた。記事が公開される12月には全面解禁となるため、さらなる釣果や大型も期待できるところである。現時点でかなり好調という状況なので、今年は当たり年なのかもしれない。
直近の釣況
鹿島では定量(いわゆるバッグリミット)が定められており、持ち帰りは10匹までとされている。上述のように、うねり続きではあるものの、連日定量達成者が続出している。大判ヒラメの期待もあるが、ヒラメとしては珍しい数釣りにも期待できる状況だ。
大栄丸にてヒラメ釣り
釣行は11月17日、鹿島港の大栄丸から出船した。当日もかなり風があるため、海はうねっていた。
ミヨシの方の釣り座はかなりの上下動があって釣りづらそうであったが、私は左舷の大トモに釣り座を構えられたため、ミヨシほどうねりの影響はなさそうである。
うねりに苦戦
まだ日も登り切っていない午前6時ごろ、釣り開始である。エサのイワシのつけ方も色々あるが、私は孫バリを背中に刺す方法を常用している。
着底後、少し底を切るが私の釣り座でもかなりの上下動があるため、オモリを浮かせた状態で一定のタナをキープするのは困難な状況であった。私は早々に諦めて、ボトムにオモリを付けたままでアタリを待つことにしたが、投入から3分後、早速アタリが来た。うねりの中で食い込むのを待つが、かなりの緊張感である。
頃合いを見て思いっきりアワセを入れると、無事サオに重みが乗る。1㎏弱ではあるが、無事1匹目をゲットである。
まさかの毎投アタリ!
その後は、言葉通り「毎投アタリがある」状態であった。しかも、着底してからさほど時間も経たないうちにガガッ!と勢いよくヒラメが食ってくる。入れ食いといっても過言ではない状況であったが、やはりうねりの影響で食い込みを待つ間に離れてしまうヒラメもかなり多かった。しかし、着実に数を稼ぐことができた。
そんな状況が続いて2時間少しした辺りで私の釣果は早速10匹に届き、定量釣りを達成してしまった。あまりの状況に私自身がびっくりであったが、後半には大判狙いに行くとのことなので、ここからは休み休み釣りをしつつ、後半で大型が釣れた際にバケツの中のヒラメと入れ替えられるように、バケツ内の元気の良い個体に気を配ることにした。