強烈な引きから75cm登場
気を取り直して全集中。そしてわずかに目印が横へズレた。きた!ここでアワせるとドンピシャでハリに乗った。掛かったサケは強烈な引きだ。キュイーンとイト鳴りが止まらない。下流へは下れないのでサオを曲げて引きに耐える。そして徐々に主導権を握って手前に寄せる。
口を開けて寄ってきたところで取り込みに成功。メスのサケでサイズは75cm、シーライス付きのサケだった。どうりで引くはずだ。シーライスとはサケ科の魚に寄生する寄生虫で、海から川へ遡上したサケに寄生する。川に入ると1~2日でサケから離れる。メスなのでイケスに入れる。
78cm追釣で納竿
気を取り直して同じ筋を探っていくと再びヒット。今度は先ほどより引きは強くなく、すぐに寄ってきた。しかし長さは78cmあり、またメスだ。
この後は雨風が強くなったので早めの昼休憩とした。昼からはアタリが遠のき、瀬木さんは苦戦気味。午後2時に早上がりした。結果を管理棟に報告して帰路についた。
サオがきしみ、イト鳴りが止まらない。サオごと持っていかれそうになる体力勝負。一度サケの引きを味わったら病みつきになる。来年もまた調査に参加したいと思う。
<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>