伊藤さとしのプライムフィッシング【両グルテンの新ベラ狙い:第2回】

伊藤さとしのプライムフィッシング【両グルテンの新ベラ狙い:第2回】

伊藤さとしのプライムフィッシング。テーマは「両グルテンの新ベラ狙い」。今回は単品でもブレンドでも使用頻度が高い『わたグル』について考えてみよう。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース伊藤さとし)

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淡水の釣り ヘラブナ釣り

「押し練り」はご法度

でもここまでの話だと、よりエサ持ち重視なら別のグルテンエサもありますよね。であれば自分でも気づかないうちに、間違った使い方をしている場合があるとも考えられませんか?いつも使っているから、これで過不足ないから的な。

伊藤 さとし

「それで釣れるのなら問題ないじゃない。ただし『わたグル』の場合、できるだけ避けたいことはあるんだ」

 

禁止事項ですか?

伊藤 さとし

「まあそこまでとは言わないけど、”押し練り”は避けたい。揉む程度ならいいけど、強く押し練りしてしまうと『わたグル』の特徴でもある膨らみが出づらくなるんだ。よく言うでしょ、『わたグル』は綿アメのように水中で膨らむって。かといって、エサが持たなければ練り込みたくなる心理も分かるから、だったら『わたグル』をやめて繊維の強いグルテンエサに替えたほうがいい」

 

伊藤さとしのプライムフィッシング【両グルテンの新ベラ狙い:第2回】水を入れたらあまりいじらない(提供:週刊へらニュース伊藤さとし)

それぞれのエサの、特徴を生かした釣りということですね。

伊藤 さとし

「そうじゃないと、使ってる意味がなくなっちゃうしね。とにかく『わたグル』の生命線は”膨らみ”。網目状のグルテン繊維がマッシュを包み込んで、綿アメのような状態を作りだす。これを意識したエサ作りと使い方をしたいよね」

 

次回も「両グルテンの新ベラ狙い」です。

【両グルテンの新ベラ狙い:第1回】を読む。

<週刊へらニュース 伊藤さとし/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
椎の木湖
この記事は『週刊へらニュース』2021年11月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。