「いつかは1000m以上の深場釣りを」の夢をかなえるため、相模湾にある船宿へ。狙う魚はベニアコウ。超が付く深場釣りは今年から始めた初心者だ。さて結末はいかに?
ついに大ベニアコウか?
左舷に6人を乗せて、7時に出船。航程1時間ほどでポイント着。
ここは駿河湾や富山湾同様、水深が1000m以上ある。神奈川平塚~小田原にかけては大陸棚がほとんどなく、海岸から一気に深くなる。そのためポイントは、カケアガリが中心。
6月24日は大田区の河崎さんが釣り上げたときは驚いた。PEラインが30mほど沖に流れると、小さな赤い花が海面にポッカリと浮いた。
「でかい!」
と思わず声が出た。これがベニアコウ釣りの魅力か。検量すると8.5kgだった。
次のシーズンは10月から始まる。それまでに腕をみがいて、まずは1尾が私の目標だ。
ワンポイントアドバイス
ハリ数は通常10本だが、初心者は半分の5本がいい。そのほうが2回目以降の取り込みやエサ付け、仕掛けの投入準備が余裕を持って対応できる。
1000mを超える深場釣りに興味がある人は、LT深場でも楽しめるキンメやアコウを経験してからがいいだろう。
<週刊つりニュース関東版 APC・針生芳昭/TSURINEWS編>