10月2日、神戸の垂水一文字にフカセ釣りでグレを狙って釣行した。まきエサとさしエサの同調が決まればグレが快引。沖への遠投では30cmも出た釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター谷脇英二郎)
垂水一文字でグレフカセ釣り
10月に入って朝晩が涼しくなり、ようやく秋らしい季節となった。早速ではあるが2日に兵庫県神戸の垂水一文字に釣友2人と一緒にグレを狙って釣行した。5時半の1番船に間に合うよう4時半ごろに垂水漁港に到着。600円を払い駐車場に車を停め、渡船の受付を済ませた。
垂水一文字は通称タルイチと呼ばれる波止で、明石海峡大橋のすぐ近くにあり抜群のロケーションで潮通しが非常によく、多くの魚種に恵まれ、一年中釣り人が絶えない人気のエリアである。当日もグレ狙いの他にも青物狙いや五目釣りの釣師などで賑わっていた。
沖向きテトラでサオ出し
私たちは比較的釣り人の少ない沖向きのテトラで並んでサオを出すことにした。内向きは足場もよくグレも釣れるので初心者やテトラが苦手な方でも安心してグレが狙えるのも魅力だ。沖向きの特徴としては沖に本流があり、その引かれ潮や潮の壁、潮目にグレが着くことが多く、そのグレをまきエで浮かせて釣る方法がセオリーである。
ちなみに、明石海峡の影響で大潮回りともなれば海面が波立つほどの本流が流れ、離島のような本流釣りも体験できる時もある。私達は潮が流れることを考慮し間隔を広めに取り準備に取り掛かった。
まきエワークと釣り方
用意したまきエサは、オキアミ3kgにV9徳用とパン粉をブレンドしたもの。さしエサは生オキアミのみ。
早速20杯ほどまきエサを打つと、オセンがテトラ際から15m沖ぐらいまで包囲している。その中にグレも居るので、オセンが出ていかない20~40mラインにグレを走らせて釣ることが数を釣るコツである。
また、まきエサとさしエサの同調が最も重要で、まきエサコントロールとキャストコントロールの精度が釣果を大きく左右する。上手くいけばグレが気持ちのいいアタリを出してくれてシャープな引きを味わえる。
23~27cmが快引
実釣ではテトラ際にオセンを止めておくまきエを2杯打ち、30m沖に本命用のまきエを2杯打ち仕掛けをキャスト、その後テトラ際にまた2杯打つという流れで狙ってみた。
グレに活性があればまきエの着水と同時に波紋が出るほど浮き上がる。ハリスを長く取りその中にエイジアを通し、ハリから矢引きのところに潮受ゴムをセットした仕掛けで狙うと、早々から23~27cmのグレがサオを絞り込んでくれた。