神奈川県芦ノ湖でボートフライフィッシング。大型こそ出なかったが、ヒレピンの魚に遊んでもらい、釣果は28~44.5cm21尾。「1日6魚種完全制覇」の満足釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
希少なヒメマスもゲット
樹木園で釣れたのはヒメマス。婚姻色が出始めたばかりだが、成熟すると真っ赤になり、口はくちばしのように突き出て、肩は盛り上がって「背っぱり」と呼ばれる。同魚の卵は小粒だが非常に美味しく、湖全体で確率は10分の1と稀少。盆すぎから、ヒメトロで釣果が上がっているらしい。
14時半、5魚種を釣ってコーヒーブレイク。残るターゲットはサクラマスだが、この時期は釣りにくい。
サクラマスで6魚種達成
16時すぎ、小さなコーホーだと思ってすぐにリリースした魚が腹を返して泳いでいかなかったので、仕方なくキープのためにネットで取ると、背中にある虫食いの黒点。これは紛れもなくサクラマスの証。小型だが6魚種を達成した。
釣果は28~44.5cm21尾。大型こそ出なかったが、ヒレピンの魚に遊んでもらい、これだけ釣れれば満足。同湖に通って28年。人生2度目の「1日6魚種完全制覇」でこれには大満足だ。
他魚種が狙える貴重なフィールド
朝には1時間だけワカサギ釣りをして、本命とウグイに加え、泳がせでバスも釣ったのでそれも加えれば9魚種。
私は、日ごろ50cmオーバーのトラウトを狙って釣行しているが、こういった多魚種釣りも一趣だ。
同湖にはコイやヘラブナ、ナマズ、ウナギ、ヌマチチブなどに加え、アマゴも放流されているのでサツキマスもいるはずだ。
10cmに満たないワカサギの当歳魚から80cm超えのモンスターブラウンまでさまざまな魚がいる貴重な釣り場だ。
編集部追記
芦之湖漁協に問い合わせたところ、フライやポークルアーの疑似餌を使用したダウンショットリグは、胴突き仕掛けには該当しないとの回答があり使用可能(2021年10月現在)
<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>