堤防から手軽に狙えるカワハギ。秋から冬は浅瀬に寄ってくるため、釣れる確率も高い。初心者の入門にもうってつけだ。それでは釣り方の手順などを解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
釣れないときの対策
とは言え、自然が相手だけに必ず釣れるとは限らない。そんな時は〝引き出し〟を活用しよう。初心者にうれしい情報なので、ぜひ覚えておいてほしい。
まずは〝見切り〟について。サオを出しからオキアミが全く取られない状況が30分も続けばすぐに見切りを付けて場所を移動する。この際、釣り具店で聞いたカワハギのポイントが役に立つ。見切りは単純だが、皆さん「面倒くさい」を理由に意外にやらないので、すぐに移動できるよう荷物はコンパクトにまとめておきたい。
また、急に釣れなくなった時は、群れが小さいと判断。オキアミをひとつかみほどまき、しばらくオキアミのみで手返しする。アピール力が強く、最近流行りのカラフルな中オモリも有効だ。
そのほか、魚が底から離れないのか、食いが渋い場合は、たるませ釣りも効果がある。方法は至って簡単。オモリを底に付け、ミチイトを少したるませるだけ。すぐにアタリが戻れば、この釣り方にこだわろう。
深場に落ちる前が勝負
堤防のカワハギは、その年により釣期が多少前後するものの、例年12月いっぱい楽しめる。その後は徐々に深場に落ちていくので、それまでが勝負だ。
<松田正記/TSURINEWSライター>