三重県・南伊勢方面へとショアジギング釣行。朝イチからヒットが続き、40cmオーバーのシオが連発。今シーズン一番のしびれる釣行となったのでリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)
南伊勢でショアジギング
9月11日、ポイントに到着したのは日の出前の午前4時半。メインラインPEライン1.2号に摩擦系ノットでフロロカーボンラインカーボンの7号を結束し準備を進める。
メタルジグは30~40gを中心に準備し、リアフックも装着。まずは速めのアクションで、ジグを追尾させてヒットへと持ち込むパターンを想定する。
開始早々の一発はバラシ
辺りもうっすら明るくなり、早速キャストを開始。すると、開始早々から強烈なバイトが迎えてくれた。パンッ、パンッ、パンッとリズミカルに弾かれるラインが一気に海面へと引き込まれ、ギュギュギュギュギューーッと強烈なパワーで足元へと入り込まれる。
こちらもロッドを目いっぱい突き出し、足元の沈み根でラインが擦れないよう必死に応戦する。しかし、締め込んだはずのリールのドラグは滑り、ラインが当たる嫌な感触が手元へと伝わり、その瞬間パチンッ。
やってしまったー。痛恨のラインブレイクだ。魚を浮かせるためにゴリ巻きのパワー勝負を挑んだが、大物を止めることができず勝負あり。まだまだ修行が必要である。
釣友に40cmシオ
しかし、「逃がした魚はデカい」とくよくよしている暇はない。海面では小魚を追う魚の群れが視認でき、釣友のロッドも大きく弧を描いている。
釣友がフルパワーで海面へと浮かせたのは、立派なシオ。40cmを超すカンパチの幼魚だ。
高速アクションで筆者にもシオ
お次は私の出番だ。海面直下を意識し、逃げ惑う小魚を演出。チョンッ、チョンッと穂先を小刻みに動かし、メタルジグを高速で泳がせる。すると、ガツンッとロッドがひったくられ、アワセを入れた瞬間に手首ごと持っていかれそうな強烈な引き味が手元へと伝わった。
ゴンッ、ゴンッ、ゴンッと青物特有の力強い引きをロッドの弾性でしっかり受け止め、強引に海中から引きずり上げる。そして、その勢いで海面から引っこ抜いた個体は、こちらも40cm級のシオだった。