京都府宮津から出船する遊漁船情報にて、今年は潮が合えば「幻の魚アラ!」が好釣果との情報をキャッチ。早速にタックルを準備し釣行してきたので、その模様をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山本良次)
新幸丸を利用
お世話になったのは京都府宮津市の伊根湾のすぐ近くの養老港から出船する新幸丸です。船長が常に船を清掃して綺麗にしているので、いつお邪魔しても船内には清潔感があります。また釣行中も船長が適度に声掛けして、色々と情報を教えてくれます。それに適度にほっといてくれますので私は凄く好きな遊漁船です。船体も長さ24mで横幅も5m、遊漁船としては大型ですので、少々の波のうねりがあっても船酔いしません。
当日のポイント
今回のポイントは港から出船してから1時間ほど沖に走らせた経ヶ岬沖の浦島という地元では有名なフィッシングポイントです。気にしていた潮流も穏やかで100号でもラインが潮の動きで少し斜めになる程度のいい潮流環境でした。水深は私の電動リールの計測値では、浅い所で199mから一番深い所では214mのポイントでした。
当日のアラ釣り仕掛け
アラは少し岩礁も点在する泥地帯のベタ底付近に生息することから、胴つき仕掛けで底から約3m付近を丁寧に狙います。仕掛けは一般的には胴つきの3~4本バリ(市販のムツバリ18号仕掛け)を使用します。ハリスは10号くらいがベストです。ただ3本目のハリより上のハリのエサに食いついた魚は、未だかつて1匹も居ません。ただ遠くからでもターゲットにアピールするための集魚効果的な要素もあるような気がするので、必ずエサを付けて漂わせてはいます。
基本的には一番下バリで釣れることがほとんどですので、エサ(ヒイカ)の状態が一番いい物を一番下バリに付けます。またゲストでは同じ環境下で生息するソウハチカレイやタヌキメバルの大きな物も掛かりますので、一番下バリには孫バリを付けておくこともお勧めします。孫バリがなければ口の小さなソウハチカレイはなかなか釣り上げることはできません。
船中ヒットも筆者にアタリなし
当日は船首側(ミヨシ側)に陣取りましたが、朝一はいい潮の流れは船尾側(トモ側)に行き、トモに陣取っている方々に連続してアタリが出始めました。それも上がってくる個体は60~70cmの大型ばかりで、幻と言われるにしては連続して簡単に3~4匹は上がりました。
そうなると私の焦りはマックスになりましたが……時間だけが過ぎて行きます。2時間程は経過したくらいに私の陣取るミヨシ側にもアタリが出始めました。隣の方が先に40cmクラスを上げました。