陸っぱりルアーフィッシング超入門 釣りの「ラインシステム」ってなに?

陸っぱりルアーフィッシング超入門 釣りの「ラインシステム」ってなに?

ルアーフィッシングでは、ラインシステムが大事です。この部分さえクリアしてしまえば、必ず魚が釣れます。ここではこのキモともいえるラインシステムについて解説します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ソルトルアー ショア

結束方法は主に2つ

メインラインとリーダーの結束方法について。これは、2つしかない、と思い込んでもいいでしょう。高度なシステムノットと簡易ノット、それぞれ1つずつ覚えればOKです。

システムノットなら「FGノット」

PEラインをリーダーに編みこんでいくノットです。詳しくは動画などでチェックしてみてください。シーバス、エギング、ショアジギングなどでは習得が必須。週2で釣りをするとして、マスターするのに最低1ヶ月くらいはかかります。

簡易ノットなら「3.5ノット」

ほぼ、ライトゲーム専用のノットです。でも、できればこのノットで入門してください。とっても簡単です。これも詳しくは動画などでどうぞ。リーダーとメインラインを重ねて輪を作り、先端を3回通して、メインラインだけもう一度通す、というものです。慣れれば30秒でできます。

陸っぱりルアーフィッシング超入門 釣りの「ラインシステム」ってなに?3.5ノット(提供:TSURINEWSライター井上海生)

リグとの結束

さて、あとは、ルアーやジグヘッドのアイ(ラインを通す穴)との結束だけです。

「ユニノット」が古くから使われている代表的なノットです。簡単ですが、若干すっぽ抜けやすいきらいがありますね。他にもいろんな動画を見て参考にするのもいいですが、この部分に関しては、釣具店の店員さんに聞いた方がいいかもしれません。

実はこのへんの結束は、アングラーによりほとんど十人十色ともいえる世界があります。筆者自身も、小さい頃に人に教わったノットを使っています。「これが簡単ですよ」と好意的に教えてくれるはずなので、釣具店の店員さんに相談してみてください。

ラインシステムは手こずる

いろいろとラインシステムについて解説してきました。特に結束の部分です。ここで「あー面倒くさい」となってしまうのは、まあ当然です。ラインシステムというのは、絶対にスッとこなせる人はいません。必ず手こずる部分なのです。

しかし覚えてしまえば「技の記憶」、運転や料理なんかと一緒で忘れることはありません。

がんばりましょう!

陸っぱりルアーフィッシング超入門 釣りの「ラインシステム」ってなに?マスターすればこっちのもの(提供:TSURINEWSライター井上伊海生)

本当の「ラインシステム」の話

ここでは「結束」のことでラインシステムと言いましたが、ラインをどう組むか、というのは、実は物理的な結束のことだけではありません。釣り物に合わせた、より深い想定をこめて、「ラインシステム」があるのです。

たとえば、今のアジングは、エステルラインが主流になってきました。これは、PEラインの浮力が、現代アジングでは邪魔なものとなってしまったからです。従来のライトゲームから個別の発展、アジに合わせたラインシステムの革命ともいえるでしょう。しかし、あえてPEラインを使うべき場面もあります。

その他、「ラインはより細くが基本」という最近の考え方もあれば、反対に、根魚やタチウオなどでは、むしろルアーのアクションや掛けた後のやり取りを考えて、「実はそんなに細くなくてもいいんじゃない?」という考え方もあります。どのラインシステムをとるかはアングラーの性向次第です。

<井上海生/TSURINEWSライター>