9月8日、兵庫の明石市にある大蔵海岸へ、エギングに出かけた。ナイトのブラインドとデイのサイトの釣りを楽しみ、計11杯のアオリイカを仕留めた釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森英雄)
大蔵海岸で新子エギング
今年の大蔵海岸では、親アオリイカ狙いでエギングをしていた7月、8月ごろから、生まれたばかりのアオリイカの新子の姿をよく見かけた。また9月に入り直接アオリイカの新子を狙ってのエギングでも、エギを追いかけてくる新子の数がここ数年に比べて多いように感じている。
もしかしたら今年は久しぶりのアオリイカの当たり年かも知れない。そんな期待を抱きつつ9月8日、大蔵海岸へ新子アオリイカ狙いのエギング釣行をした。
新子狙いエギングタックル
当日のタックルは、小さな新子の引きでも十分楽しめるようにライトゲーム用ロッドを使った。リールその他はすべて通常のエギングタックルのものである。
当日の状況と作戦
釣行日時:9月8日 午前2時30分~6時30分
潮汐:新月の大潮4日目
ポイント:「龍の湯」前の護岸一帯
当日の作戦
当日の天気予報は夜明けから間もなく雨が降りだす予報。アオリイカの新子狙いは明るい時間帯のサイトフィッシングによるエギングが楽しいが、夜明けから雨が降り出すとなるとそうも言っていられない。早めに出発して暗い内に少しでも新子の顔を見る作戦をとることにした。
ブラインドでの釣り方
大蔵海岸に着いたのは午前2時30分。すぐにタックルを準備してエギングを開始する。新子は護岸の基礎石周りに付いていることが多いので、フルキャストはしない。基礎石の少し先辺りに軽くエギを投げてカウントダウン。ボトム近くまで沈めてからパンパンパンッと一気に表層近くまでエギをシャクり上げる。
いつもならここでエギの後ろを追いかけてくる新子の姿があるかどうかを確認するのだが、今日はブラインドの釣り。それはできない。エギを表層でステイさせるようにロッドティップを上げてラインを張り、リールのラインローラーから伸びるラインに左手の中指と薬指を添えてアタリやラインの変化を感じられるように神経を集中する。
ちなみにこのリールの先のラインを指に掛けてアタリを感じるというやり方は、エギングマスターこと杉原正浩さんの真似だ。ブラインドで親アオリイカ狙いをする時は、これでアタリを取ることが多い。