8月25日、大阪府太子町にあるフィッシングセンター竹の内でヘラ釣りを楽しんだ。当日は1時過ぎまでに美形・良型ばかりを25匹キャッチしたので、その模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森宮清釣)
FC竹の内でヘラブナ釣り
コロナウィルスに振り回されて、気が付けば早くも秋の気配。8月25日、久しぶりに大阪のフィッシングセンター竹の内を訪ねてみた。
この釣り池は山の水が流れ込む池だが、今年の長雨で南北の2本の小川から湧き出る清水がヘラブナたちを喜ばせているようだ。今の時節は寄生虫が活発化しているので、ヘラブナは鱗から血の滲んだ物が多いのが普通。しかし、釣れるヘラブナは綺麗な物ばかりで、今回この池では1匹も目にすることはなかった。
おそらく湧水の水温が低く、これら寄生虫の活動を押さえているのだと勝手に納得。そして、釣り人が多いのは、綺麗なヘラブナが釣れるからではないかと思う。この日も平日なのにほぼ満員状態だった。
当日のタックルとエサ
この日の仕掛けはサオが12尺、ミチイト1.5号、ハリス0.5号40cmと34cm、ハリはプロスト金の5号で底釣り。エサは一景のソフトグルテン30cc+強力グルテン15ccにしたが、これにペレットを張り付ける感じで使う。春の終わりころから秋の中旬ごろ迄の淡水魚は、動物系のエサを好むのでペレットや粒戦、さなぎ粉などを多めに使うといい結果が得られるのである。
他ではグルテンに芋グルテンを加え、ペレットを軽くまぶして、重いエサにすると表層に浮いたヘラブナが多い場合には重宝するが、底釣りで絶対使ってはいけないのが「バラケエサや麩エサ」だ。これを使うとヘラブナは水面下で大騒ぎするから、エサが底に着くまでに全部取られてしまう。
冬などの水の冷たい季節や食いの悪い時などは、どうしてもバラケを使いたいが、この場合は粘りのある麩エサを交ぜて底でバラけるように調節するといい。また、バラケマッハにグルバラ+グルテン+イモグルや寄せグルを交ぜて使用する方法もある。
釣り始めから良型
今回の釣行では釣り始めからいきなりのアタリ、良型が顔を見せ活性の高さを改めて感じた。そして、「昼食までに20匹釣る!」となじみの人達に宣言して、達成したのが11時半だった。
最近腕の力が弱まっているようで、おまけに両手がこむら返り迄するので、作ったエサを使い果たしたら終了と決めていたが、そこから5匹釣ったところでエサ切れ。
最終釣果と今後の展望
釣果は1時過ぎまでに25匹、それも美形・良型ばかりで、最大は38.5cm、36cm超えが10匹程だった。
いよいよ秋のヘラブナシーズンに突入する。食欲の秋ではないが、ヘラも活性が上がってよくエサを食うようになるので、入門にも最高の季節だ。ぜひヘラ釣り未経験の方は、この好機にFC竹の内を訪れていただきたい。
<森宮清釣/TSURINEWSライター>