今年も香川沖のイイダコシーズンが開幕した。早速8月末に釣行してきたので、その日の釣況と、そこから占った今シーズンの展望を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター濱堀秀規)
今年は厳しいシーズンに?
最後に、気候や当日の釣果などから今シーズンを占ってみたい。
「タコは水潮で死んでしまう」といわれている。今年は8月に長雨があった。日本気象協会によると、「令和3年8月の大雨は、記録的な雨量」と題されている。 8月11日から21日ごろにかけて11日間も日本列島周辺に停滞した前線の影響で、西日本から東日本の広い範囲で大雨であった。
四国もずっと雨が続いていたので、8月下旬になってもいまだに大量の水が川から流れ込み続けている。今年の長雨の環境下ではイイダコの数は少ないかもしれないと予測された。
そして、当日の状況から今シーズンを見通すと、やはり今年のイイダコは数が少ないかもしれない。女性や子供にイイダコ釣りの楽しさを体験してもらうには、ちょっと厳しい年になるかもしれないが、穏やかな瀬戸内海での楽しみは、釣果以外にもいろいろあるので、自分なりの楽しみを見つけて、瀬戸内海に繰り出してみては、イイのダコでしょうか。
次回は、厳しい状況下でも少しでも多くのイイダコを釣る仕掛けの工夫や、誘いのテクニックをお知らせしようと思っている。地球は僕らの遊び場だもの釣りは、やめられませんなあ。
<濱堀秀規/TSURINEWSライター>