今年は厳しかった北九州周辺のアジングだが、夏シーズンを迎えようやく豆アジが釣れだした。8月25日に早速狙ってきたので、無理やり食わせる方法を交え、その模様をお届けしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
夏の豆アジシーズン
2021年の北九州周辺はアジが少なく厳しかった。
昨年は冬から春先にかけて20cmからの良型が回り楽しませてくれたが、今年はまるで釣果がなかった。たまに釣れたと思ってもすぐにどこかに行ってしまう。
そのまま夏シーズンに入ってしまったが、ようやく小ぶりサイズが各漁港などに定着してくれたようだ。しかし群れの規模が小さく、いつでもルアーで簡単に釣れるという訳ではないようだ。
北九州市の漁港でアジング
8月25(水)20時ごろに北九州市の近場のアクセスのいい漁港にエントリー。仕事終わりに食事が終わって来るといういかにも平日な短時間釣行だ。
常夜灯の明かりが効いている下に入ったが、チラホラとベイトになっているであろうシラスが見え、その下でアジの姿が見えた。今日は簡単そうだと思い釣りを始めるも中々アタリがない。たまにつつくようなバイトはあるがフッキングには至らない。しつこく続けてようやく豆アジが上がってきた。
仕事終わりで来たので、タイドグラフなどは見ていなかったが当日は中潮で干潮が18時ごろ。別に潮の流れが効いていないわけではなく単純に魚が少ないようだ。
魚の位置も表層からボトムまで散らばっていて、どの層でもたまにアタリはあっても乗らないという状況が続いた。
リアクションで食わせる
時間は平日の水曜日の21時。移動するほどの時間はないが、なんとか食わせたい。表層付近を漂わせていると、追ってきてはいるがルアーを止めると見切ってしまう。
そこで、フォールを入れずにずっとリグをちょこちょこ動かし続ける。ルアーを投げて着水したら、そのままリグをぴょこぴょこと跳ねさせ続ける。
普段通りのアジングのアクションを入れてフォールさせるやり方と比べてアタリの数は3倍くらいに増えた。あえて食わせる間を与えずリアクションで食わせるイメージだ。
その後もリアクション狙いの釣りで同じサイズを4匹追加し終了とした。一般的なただ巻きやフォール主体の釣りではアタリも遠い状況だったので、これが有効な誘いであった。
スレも早いので多用は厳禁
このリアクションの釣りは渋い時に無理矢理アタリを取りに行く方法としては有効な手段であるが、アピールし過ぎるためか魚をスレさせるのが早い。また、ずっとルアーが動いているので魚が上手くルアーを食いきれず、うまくフッキングしなかったらすぐバレることが多い。
そのためあくまでも最終手段として行うのがいいだろう。釣りをする時間があまりないが、なんとか1匹でもキャッチしたい時は試してみて欲しい。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>
北九州市