船底塗装は定期的に行うべきボートメンテナンスの一つです。今回は年に一度の船底塗装メンテナンスを行ったので、その手順と効果を紹介します!
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)
船底塗料を塗る理由
船底塗料は船底に塗る塗料のことで、夏に船底へ着きやすくなる「フジツボ」や「藻」などの付着を予防するために使用します。
また、船底塗料を塗ることで「フジツボ」や「藻」が付着しても、船底塗料が一緒に剥がれていくことで船底を綺麗に保つという効果もあるそうです。
フジツボが問題になる理由
フジツボは岩や船底などに付着して成長する固着生物です。大きさは数mm~数cmほどにまで成長して、放置すれば放置するほど海からの栄養分を吸収して大きくなっていきます。
そしてこのフジツボがボートの船底に付着してしまうと、船底と海面の摩擦抵抗を増やし、ボートの走行スピードを落としてストレスのかかる走行になったり、エンジンにも負荷がかかり燃費の低下につながってしまいます。
船底塗料を塗る手順
では、船底塗装の手順を紹介します。
1、フジツボを取る
はじめは船底に付着したフジツボを専用のヘラを使って除去することからスタートします!
「ガリガリ」とヘラでフジツボを落とし、見落としがちな細かいフジツボも除去していくことが大切です!
2、ジェット掛け
おおよそのフジツボを取り終えたら、次は高圧洗浄機で取り残したフジツボや藻を水の力で除去します。これで完璧に取り残したがないように除去できます!
3、マスキング
高圧洗浄機で流した船底が乾くまでに、船と船底の境目をマスキングして、塗りはみ出しがないようにします!
4、船底塗装
船底が乾いた状態になったら、いよいよ船底塗料を塗っていきます。塗り残しがないように厚めに塗ることが大切です!
僕は2度塗りを推奨していて、2度塗りをすることで綺麗に塗ることができるし、貝の付着防止にも繋がります!