今回はムギイカを具にした餃子を紹介します。肉と野菜で作る餃子にひと味加わり奥深い餃子に仕上がりますよ。冷凍保存も可能ですので、大漁のときなどにぜひお試しください。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
釣り場でのムギイカ下処理
一般的に釣魚はクーラーボックスに氷や海水氷などで冷やして持ち帰りますが、ムギイカなどのイカ類は身に真水や氷が直に触れるのはNGです。仮に魚と同じように氷や水に直接触れている状態で持ち帰ると、せっかく釣ったイカの鮮度が落ちてしまい水っぽく締まりのない残念なクオリティになってしまいます。せっかくのイカが台無しになってしまいます。
ですので、釣ったイカは釣り具メーカーのイカ専用トレーや市販のザルやなどを使い水気をよく切って、チャック付ポリ袋などを駆使して真水や氷に直にイカの身がふれないように工夫して持ち帰りましょう。
筆者は100均の網目のトレーを活用しております。また、自宅でさばくときもできるだけ水に触れる回数と時間を少なくするよう気をつけましょう。
自宅でのムギイカ下処理
ムギイカは皮つきのまま胴体もエンペラもゲソも細かくたたくため、さほど難しい処理は必要ありません。
ムギイカの胴体に指を入れてゲソとワタを胴体から引き抜きます。ワタは今回のレシピには使いませんが色んな使い道がありますのでゲソからきれいに切り離してとっておきましょう。イカの胴体とエンペラとゲソをきれいに水で洗いキッチンペーパーなどで水分をしっかり吸い取ります。
Point:なるべく水分を少なくしましょう。
ムギイカ餃子レシピ
続いていよいよ材料とレシピの紹介です
材料(36個分)
・餃子の皮 36枚
・ムギイカ 4~5杯
・豚ひき肉 100g
・キャベツ 100g
・ニラ 1束
・長ネギ 10cmくらい
・しょうが 1片
・塩 少々
・白こしょう 少々
・しょう油 大さじ2
・ごま油 大さじ1
・紹興酒 大さじ1
・中華スープの素 大さじ1
・砂糖 小さじ1
ムギイカ餃子の作り方
1.ムギイカは皮付きのまま胴体、エンペラ、ゲソを包丁でみじん切りにし、さらに包丁で細かくたたく。ただし粒々の食感を残すために細かくしすぎないように注意する。
2.キャベツはみじん切りにしたあとで塩を軽く振り10分ほど置き、しんなりさせたのちキッチンペーパーなどで軽く水気を絞る。
3.ニラとネギはみじん切りにする。
4.しょうがはすりおろす。
5.すべての材料と調味料を大きめのボウルに入れてよくまぜる。
6.ボウルにラップをし冷蔵庫で1時間ほど寝かせる。
7.餃子の皮に具材を適量包み、皮のふちに手で少量の水をつけて餃子の皮をとじる。
これで焼く前の生餃子はできあがりです。冷凍保存する場合はこのまま冷凍します。餃子どうしがくっつかないように注意して冷凍庫にいれましょう。