ゴロタ場の無数にある穴から魚を探して釣り歩くのは、宝探しのようでワクワクする。今回はルアーの穴釣りでの根魚の狙い方と、千葉県南房総市・大房岬周辺の好釣り場を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 渡邉長士)
穴釣りの釣り方
無数にある穴のなかで狙うべき場所は、ほかの穴よりも暗く、深く、小さい箇所。上から見たとき、穴が小さければなかは暗く、警戒心も薄れるため、すぐにヒットすることが多い。
また、深い穴はムラソイが安定して居着けるので高確率でヒットする。具体的に、3つの岩の中心にある穴などは好ポイントになる。
穴釣りの釣り方
釣り方は水深と同じくらいラインを垂らし、リールとロッドガイドの間のラインは弓を引くようにしてルアーを竿先に付ける。その状態のままロッドごと穴にルアーを入れ、引いたラインを戻してルアーを沈めていく。
底まで確実に落としてもアタリがなければ、ラインを手で引いて上下に誘っていく。活性の高いムラソイがいれば沈める途中や着底直後にアタリがあるので、5~10秒ほど誘ってアタリがなければテンポよく次の穴を攻める。
穴釣りのアタリ
アタリは強烈に引き込まれるような感じなので、すぐに穴から引きずり出す。もし穴の奥で動かなくなった場合はテンションを緩めて動きだすのを待ち、動きがあったらもう一度強引に引きずり出す。
穴釣りは簡単に釣れる方法だが、根魚は簡単には増えないので、小さな魚はリリースするなどこれからも穴釣りが楽しめるよう乱獲はしないようにしよう。