【2021関東】ルアーで『穴釣り』が楽しい 宝探し感覚で高級根魚続々

【2021関東】ルアーで『穴釣り』が楽しい 宝探し感覚で高級根魚続々

ゴロタ場の無数にある穴から魚を探して釣り歩くのは、宝探しのようでワクワクする。今回はルアーの穴釣りでの根魚の狙い方と、千葉県南房総市・大房岬周辺の好釣り場を紹介したい。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 渡邉長士)

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ソルトルアー ショア

ゴロタ場で穴釣り

大小の岩が積み重なるゴロタ場は、隙間など隠れ家となる場所が多く、カニや小魚などのベイトが豊富。岩礁帯に生息する根魚は、それらのエサを求めて浅場にも上がり、ときには水深20cmほどの場所に身を潜めていることもある。その根魚たちを狙うのが穴釣り。

この釣りは、根魚が潜む岩の隙間や穴に直接ルアーを入れて探っていく。キャストは不要で釣り入門者でも楽しめる。穴に魚さえいれば簡単にヒットし、飛びだしてきてルアーにアタックするシーンが見えるなど、手軽でエキサイティングなため、上級者にもファンが多い。

ゴロタ場には、ほぼ100%魚がいるので、コツさえつかめば、オデコの心配が低い手堅い釣り。無数にある穴から魚の潜む場所を探して釣り歩くのは宝探しのようでワクワクする。

【2021関東】ルアーで『穴釣り』が楽しい 宝探し感覚で高級根魚続々いかにも魚が潜んでいそうだ(提供:週刊つりニュース関東版 渡邉長士)

ターゲット

ターゲットになる根魚は主にカサゴやムラソイ。カサゴは干潮時でも干上がらない水深の穴にいることが多いが、後者は干潮時には露出してしまう潮間帯にもエサを追って浅場に入ってくる。そのため、ゴロタ場の穴釣りではムラソイがヒットすることが多い。

穴釣りポイント

ポイントとなるのは天然のゴロタほか、石積堤防や消波ブロック帯など人工的な障害物まわり。前者の場合、大きな岩で形成されるポイントがベスト。大きな岩には適度にムラソイが隠れられるスペースがあり、魚が着いている可能性が高い。小さな岩や砂利浜のような場所では隠れるスペースがないので穴釣りには不向きとなる。

穴釣りのタイミング

狙うタイミングは波の穏やかなときがベスト。攻めるゾーンは波打ち際の浅場なので、波が強いと飛沫が掛かり、ルアーを穴に入れることが難しくなる。穴に入れてもルアーが引き波や押し波で奥に入り根掛かりしてしまうことが多く釣りづらい。

潮位は満潮より干潮前後の低い時間帯がベスト。潮位が高いとゴロタ場の岸寄りしか攻められないが、潮位が下がると攻められるエリアが広がり、沖側を攻めればカサゴも交じるようになる。

穴釣りタックル

タックルはバス用やメバル用など、ある程度粘りのあるルアーロッドで、6前後の比較的短いものが使いやすい。アジング用など1g程度の軽いルアー用のライトなもの以外であればスピニングでもベイトでもOK。

穴釣りのライン

ラインはスピニングの場合、フロロカーボンライン5~8lb、ベイトの場合は同8~16lbを巻く。ゴロタ場の穴釣りで使うミチイトはせいぜい数mなので、普段使っているリールの上に使うぶんだけ巻き足してもいい。

穴釣りのルアー

ルアーは2~3g程度のジグヘッドに、1.5~2inchのソフトルアーをセットしたジグヘッドリグが基本。

ソフトルアーのタイプはオールマイティーに使えるシャッドテール系、スローでもテールがヒラヒラとアクションするグラブ系、根魚が好物のカニやエビなどの甲殻類を模したシュリンプ系が定番。

根掛かりや海藻の多い場所では、ハリ先がソフトルアーに密着するオフセットフックが有利。ルアーにハリを通したあと、ハリ先を軽くソフトルアーに刺せば根掛かり回避能力が上がり、フッキングも妨げない。

【2021関東】ルアーで『穴釣り』が楽しい 宝探し感覚で高級根魚続々有効なルアーの一部(提供:週刊つりニュース関東版 渡邉長士)

ウエイトは中通しのバレットシンカーでもいいが、3B程度のガン玉を2~5個ルアーのすぐ上にセットすれば簡単にウエイト調整ができ、何より安価で済む。

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