スルメイカとその新子のムギイカがほかのイカとちがう特徴の一つはおおきなイカワタを持っていることです。筆者はイカワタが大好物で自家製の塩辛にもしますが、今回は煮物を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
ムギイカのワタ煮レシピ
続いていよいよ材料とレシピの紹介です。塩辛の場合はアニサキスなどの寄生虫にも注意が必要ですが、煮物の場合は心配無用です。
材料(4人前)
・ムギイカ 4杯(好きなだけ)
・大根 5cmくらい
・ニンジン 長さ3cm位
・しょうが 1片
・木綿豆腐 1/2丁
・しょう油 75cc
・みりん 75cc
・水 75cc
・料理酒 150cc
・砂糖 50g
・鷹の爪 1本
・小ネギ少々
作り方
(1)ムギイカは皮付のまま胴体とゲソを1~2cmの太さでテキトーに食べやすい大きさに切る。筆者的にはイカの胴体をリング状にカットするのは見た目はいいのですが、嚙み切れないと喉に詰まりやすくなるので棒状にしています。
(2)大根は厚さ5mm程度のいちょう切りにし、水から下茹でし沸騰後15分茹でてザルで湯切りをし水で洗う。
(3)にんじんは厚さ5mm程度の半月切りにする。
(4)豆腐はお好みで食べやすい大きさに切る。
(5)しょうがはみじん切りにする。
(6)イカワタ(4杯分)は切れ目を入れて中身を搾り出し、ザルなどで漉す。
(7)イカの身とゲソと小ネギ以外のすべての材料と調味料と水を鍋に入れて火にかけ沸騰後弱火にし7分後にイカを投入し、さらに3分ほど煮込む。イカの身は煮すぎると硬くなるので時間差で投入します。
(8)食べる分だけ器に盛って細かく切った小ネギを散らしたら完成です。
今回は旬の破竹も一緒に煮込んでいます。やはりこの料理の醍醐味はイカと一緒に煮込んだ大根や豆腐などにイカとワタの旨みが浸みこんで極上の味になること。シメは残りの煮汁にごはんを投入して再加熱し卵でとじて雑炊にするのがおすすめ。たとえ家族に、「生臭い」とか「不気味」とか言われてもこれだけはやめられません。
<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>