旬のイサキを狙って和歌山県の印南へ釣行した。開始から好調でゴマサバ交じりにクーラー2つが満タンになった釣行をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター有吉紀朗)
良栄丸でイサギ釣り
今年は梅雨入りが早かったがイサキの食いだしは少し遅れきみだった。しかし海軍記念日が近づくと最盛期に入る。そんな旬のイサキを狙って和歌山・印南の良栄丸に5月26日釣行した。
印南(いなみ)は紀伊半島の中部で、日御碕より少し南の黒潮と瀬戸内の潮がぶつかる紀伊水道に位置する。そんな港だから魚影は濃い。特にイサキは有名で、初心者でもクーラー満タンになる。
梅雨の中休みを狙い会社を休んだはずが、天気予報がずれて釣行予定日は大雨予想。急遽前日の午後便での釣行となった。
当日のタックル
昼11時過ぎに港に到着。コロナとは無縁どころか殺菌作用のあるオゾンの多い海上での釣りは人気が高い。4人のお客さんを乗せ11時半に出港する。ポイントまで15分弱。海はベタ凪で南からの微風が心地よい。アンカーが入る時が一番ワクワクする。
私の仕掛けはサオがバイオインパクトヒラメS270。リールはPEライン2.5号を巻いた1000番の電動リール。テンビンに鉄仮面と呼ばれるまきエカゴを付けクッションゴムは2mm40cm。仕掛けは配ってくれたハリス3号3本バリのスキン仕掛け。釣り座はすでにサオ受けとバッテリー、アミエビがセットされている。
イサキ釣りのキホン
底から5mが指示ダナ。54mまで仕掛けを落としてタナ返しをして、まきエサを振り出す。アタリがなければ45mくらいまで誘い、再びまた54mまでシカケを落とし45mまで誘う。鉄仮面のアミエビの詰め方にもよるがだいたいこの動作2回で鉄仮面が空になる。
ただしあまり潮がうごいていないと仕掛けがテンビンの上に乗ってしまい絡みやすくなる。
開始から好調にヒット
当日は、次の日低気圧の前線が通る大荒れ予報ということもあり、気圧傾度の関係でいい感じの潮の流れ。自分の釣り座は右舷胴の間で潮上であったけれど、大ドモの人が巻き上げたタイミングで海中でエサを振れば魚を呼べるくらいの潮だった。
一投目は大事にイサキを取り込もうとゆっくりめに巻いて、サメにガブリとやられてしまう。が、2投目からはキュンキュンと順調にアタリがあり楽しい。掛かれば仕掛けにダメージを与えるソウダガツオは釣れなかったが、ゴマサバは大小交じって釣れてくる。サバはイサキのタナでも釣れるので対処法はポイントをかえる以外策がないが、イサキの食いが悪いと思ってオキアミを刺すとゴマの襲来を受けやすい。