北海道の「カレイの聖地」で50cm超え頭に座布団級が乱舞【根室海峡】

北海道の「カレイの聖地」で50cm超え頭に座布団級が乱舞【根室海峡】

50cmオーバーが入れ食い、今回はカレイ7目達成の北海道・根室海峡への釣行をレポートする。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター前島宣秀)

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前島宣秀

年間釣行80日、北海道から沖縄まで食べたい魚は自分で釣り歩く、ダイワ大好き釣りバカオヤジです。

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北方領土の目の前でスタート

当日は国後島方面からもうすぐ日が出る3時30分に標津漁港から出船した。5月も後半だというのに気温は10度以下。体感は東京の真冬並みであり、まだまだ防寒着と手袋は必須だ。今シーズン初のポイントに行ってみようと、北方領土との自主規制ライン近くまで約30分で到着した。北方領土との間には境界線と自主規制ラインがあるそうだ。

標津漁港から国後島までは遠浅で水深は20m程度が続いている砂泥地帯、この立地を利用しての帆立貝の養殖が盛んであるが、なんだか色々複雑な思いになる。

1投目はトゲカジカ

日の出の後、知床連山を眺めながらの釣りは最高の気分であったが、だんだんと小雨交じりの曇天により見えなくなっていった。

釣り方はオモリトントンが基本、正直魚影が恐ろしいほど濃く、テクニックはあまり必要がない釣りだが、その分強烈な引きが堪能できる。

1投目から強烈な引きがあるが、カレイとは何か違う、上がってみれば北海道では『鍋こわし』と言われる大型トゲカジカであった。カジカ汁を一度味わえば意味も理解できる。鍋こわしとは、あまりのおいしさに鍋の底までかき回し鍋を壊してしまうことに由来する。

北海道の「カレイの聖地」で50cm超え頭に座布団級が乱舞【根室海峡】鍋こわしの異名を持つトゲカジカ(提供:TSURINEWSライター前島宜秀)

クロガシラカレイが適度に釣れるが、大型まではいかず、尾岱沼沖への移動となった。ホタテの底引き船が軍団で漁の真最中で底荒れしているが、適度に釣果は伸びていった。

50cm超ゴソカレイ連発!

次の移動先は標津川沖、ここはゴソガレイがメインだがサクラマスが交じるポイントとのこと。期待したが釣れるはゴソガレイ。入れ食い状態で50cmオーバーのゴソガレイがダブル、トリプルと釣れる。

強烈な引き味はマゴチに似ており一度体験すればリピート間違いなしだ。

ゴソガレイは淡白で水っぽいので、食するには煮付にした方がいい魚。当地では60cm程度までが釣れるとのことであった。また、マガレイ、クロガシラカレイも良型が交じり花を添えている。

北海道の「カレイの聖地」で50cm超え頭に座布団級が乱舞【根室海峡】ゴソガレイのダブルは楽しい(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)

カレイ7目達成

順調に釣果を伸ばしているが、ここで今船長からカレイ7目達成だ、残るはオヒョウ!との掛け声。

これまで釣り上げたのは、クロガシラカレイ、スナガレイ、宗八カレイ、浅羽カレイ、ササガレイ、マガレイ、ゴソガレイのなんと7目だ。

オヒョウをジグで狙う

オヒョウが狙えるポイントである羅臼沖近くまで船を移動させた。仕掛けはジグ150gに変更して本格的に狙ってみたが、コンプリートは次回持ち越しとなり、沖き上がりとなった。次回は色々と作戦を練って再挑戦したい。

次のページで最終釣果を発表!