水温の乱高下が激しくムラっ気があり難易度高めだった青物が遂に爆釣!能登エリアのジギング釣行をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松野和幸)
表層で7kg級ブリヒット
そして3投目、ボトムタッチからハイギアでの全速力の巻きからのステイ。そしてワンピッチ、時たまステイで海面まで気を抜かずシャクっていると、海面下10mのところで自分にもジグを引ったくる強強烈なアタリ!この時期の青物は底の冷たい潮を避けて水温の高い中層から表層で口を使うのですが、この日もこの魚は絵に描いたように表層で口を使ってのヒットでした。
表層で掛けているので、馬力があり余っているため走る走る。表層で掛けたのに一気に20m突っ走っていきましたが、なんなくネットイン。産卵前の丸々とした7kg前後コンディションのいいブリが上がりました。
「ふぅー」と一本釣って満足しかけましたが、ところがどっこい船中のあちこちで「ヒットー」のコールとジャージャーの止まらないドラグ音、「せんちょー、タモー!」の叫び声、そして足元に転がったブリ、ガンドの数々……。船の上は朝っぱらから青物地獄が起きていました。
これは休んでらんねぇと、すかさずジグを入れ直します。すると今度はフォールでヒット。これも丸々としたいい個体のブリでした。
ヒット止まらずクーラーパンク
2匹目を取ったところで一息ついてふと周りを見渡すと、なんと船の周り360°大鳥山に!もちろん、鳥山の下は例にも漏れずブリ、ブリ、ブリのブリ地獄!落として速巻きしたら食う。カサゴを狙ってライトジギングしても食う。プラグを付けてキャストしても食う。何しても食うブリの大安売りです。
結果、釣れ過ぎで9時前に全員のクーラーがパンクして早上がりとなりました。船中12人で一人頭ブリ、ガンド10匹以上で、全員クーラーパンク。1隻の船で3ケタの釣果となりました。