アユ釣りシーズン開幕。ということで、今回は神奈川県の相模川から、小倉・上大島地区、神澤・葉山島地区、田名・望地地区の3か所をトモ釣り好釣り場として紹介する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース特別版APC・藤崎信也)
ポイント紹介
釣り場は、小倉・上大島地区、神澤・葉山島地区、田名・望地地区の大きく3つに分けられる。
小倉・上大島地区
小倉・上大島地区は、2つに分流し、その左岸に上大島友鮎販売所がある。諏訪森下橋下流がこの地区の一番人気ポイントで、流れが緩やかで釣りやすい。
その下のキャンプ場前から合流点までの区間は、流れが絞られ急瀬になっており、大型が望める。合流点から鵜止まりの淵までは、上大島の一本瀬と呼ばれ、ヘチから流芯までアユが着いている。上流にはザラ瀬があり、淵から魚が差し上ってくるので、数が望める。
神澤地区
神澤地区は、入川口が分かりにくいため、釣り人が少なく穴場。放流量が少ないので何とも言えないが、魚が動いたあとには思わぬ大釣りがある。また、終期には数こそでないが、大型が期待できる。
葉山島地区
葉山島地区は、堰堤下から早瀬からトロ瀬の流れが続き、その下に一本瀬があり淵へと流れ込む。本流筋は右岸の流れだが、左岸に流れは細いが分流がある。分流、合流を繰り返し、流れが複雑になって変化のある場所を選び、移動しながら釣ると数が伸びる。
田名・望地地区
田名・望地地区は、高田橋を中心とした釣り場で、左岸にオトリ店がある。河川敷が広いため、釣り大会の会場となっており、初期から盛期にかけては、トーナメンターが多く入川する。
高田橋上流の瀬、橋下流の大トロ下の一本瀬が有望ポイントになっている。その下流はキャンプ場前で左岸に当たり、早瀬からトロ瀬の流れが望地石切り場まで続いている。同地区は、流幅があり、場所によっては4列での釣りが可能。
一時期に比べて全体的に流れが浅くなったため、急瀬、荒瀬などの流れはないが、頭大の石が中心で、川全体にアユが着いている。ただし、人は多いので、前回釣れたポイントに固執せず、足を使って着き場を探せれば、いい釣りができるのではないかと思う。
数の年か?型の年か?
いずれにせよ、近年の相模川は解禁してみないと分からない。天然遡上が多ければ数釣り河川となり、少なければ大型河川へと変ぼうする。
私見を言わせてもらえるなら、周囲に数釣り河川はいくらでもある。できれば、解禁当初は釣れなくても、盆をすぎてから大アユ、いや尺アユが釣れることを期待したいところだ。
<週刊つりニュース特別版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>
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