マイクロスケールのはかりがある。はかり、計量器だ。ごく小さい数値まで測れるマイクロスケールはかりは、結構ライトゲームに役立つと気付いた。いろいろと用途があるのだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
マイクロスケールはかりとは
はかりというと計量器、天秤。物の重さがわかるものだ。最近はデジタル式のものでマイクロスケール、0.1g以下の重量が見られるはかりが出てきている。私がこのたび購入したのは、0.01gまで計測可能なもの。2000円くらいで買えた。
マイクロスケールはかりでも、これから釣り用途に購入しようと思うなら、0.01g単位まで計測できるものを推奨したい。そうなるとどうしても仕様として300、500g前後までしか測れなくなるが、仕方ない。ジグヘッドやライトゲームの釣り関連物の重量は0.01g単位であることもよくあるのだ。
では、次に、マイクロスケールはかりのライトゲームにおける用途について紹介したい。
ジグヘッドの重量
ジグヘッドにはヘッドケースの中で管理していても、たまに「あれ、これ何gだっけ?」と重量がわからないものが出てくる。慣れてくると目寸でなんとなくわかるが、厳密にウェイト管理して釣り物をパターン化したいときは、「大体これくらい」ではなく「0.6gのヘッドで5カウント」というような捉え方をしたい。だからヘッドウェイトが曖昧では困る。
そこでマイクロスケールはかりが役立つ。
これで、ケース内でグチャッとなってしまったヘッドもウェイト別に整列させられる。
ワームの重さなども
ワームの重さを測ることができるのもひとつのメリットというか、面白さと言えるだろう。
このワーム、バスワームの2inchでソルト入りの比重が高いもの。0.87gの重さがある。これが一般のアジングワームならば、同じサイズで0.53g。1.5inchでは0.38gまで下がる。
あくまで一例だが、それくらい重さが違う。0.87~0.38というと、0.5g違うのだ。これはライトゲームアングラーならよく分かるだろうが、0.5gの違いがあると、リグの扱いがまるで別物になる。ごく単純に考えると1.5inchのアジングワームから2inchのバスワームにつけかえるならば、その差0.5gのヘッドがつくのと同義ともいえる。レンジの取り方も意識し直す必要がある。