シリーズ2回目となる今回は、必要な道具のお話をしたい。まずは本記事を参考に、最低限必要だと思うものを揃えて海に出てみていただき、自分のスタイルに合わせて追加していけばいいと思う。
ゼロから始めるカヤックフィッシング :魅力と「最初の一艇」の選び方
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターNoni)
海に浮かぶために必要なモノ
カヤックフィッシングを始めようと思っている方へ、最低限必要な道具をそれぞれの役割と共に紹介する。
カヤック本体
命を預ける道具。安定性・直進性などをしっかりと理解し、自分のフィッシングスタイルに合った一艇を見つけよう。
車載用品
ベースキャリアとタイダウンベルトがあれば車載は可能だが、カヤックリフターやノンスリップパッドなど様々な専用品も市販されている。ヘトヘトの状態でも車載でき、しっかりと固定できる用品を揃えたい。
パドル
漕ぎ進むための水かき。体験カヤックの際、「パドルは最低でも○円以上の物を買う方が良い」と言われたほどの重要アイテム。タックルよりもパドルにお金を掛けろと言われた理由が今なら分かる。カーボンやグラスファイバー製の軽量なモデルは長時間のパドリングでも疲れない。また、破損などのトラブルがあると帰れなくなるので予備も用意しておくことが望ましい。
ライフジャケット
いざという時の命綱。陸っぱり用やオフショア用とは別に、カヤック用(特にカヤックフィッシング用)のモデルを選ぼう。浮力体の位置やポケットなど、カヤックアングラーに適した作りになっている。
フラッグ
「自分がここに居ますよ」という目印。陸地で見れば存在感のあるカヤックも、海原に浮かんでしまえばちっぽけな存在。漁船や遊漁船、他のボートから見えやすいようにして事故を未然に防ぐため、必ず装備したい。目立つように赤やオレンジのものが推奨されている。
リーシュコードとナイフ
カヤック本体と離れてはいけないものはリーシュコードで繋ぐ。特にパドルは必ず繋いでおく。便利な反面、沈した際に絡まってしまうリスクもあるので、タックル等にはリーシュコードを繋がない方が多いと思う。
ナイフは万一沈した際にリーシュコードやストリンガーのコードなどが絡まったり、釣りイトが絡まったりした時に素早く切れるよう、取り出しやすいポケットに常備しておきたい。