玄界灘タイラバゲームで69cmマダイ ジグでは連発も【第二十晃福丸】

玄界灘タイラバゲームで69cmマダイ ジグでは連発も【第二十晃福丸】

第二十晃福丸を利用してマダイ狙いで出船。乗っ込みを意識したポイントをメインに回り、外道のレンコダイも含め69cmを頭に数尾釣ることができたので報告する。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・山本智也)

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オフショア ソルトルアー

第二十晃福丸でタイラバ

狙っているかのように毎週末にシケが続く玄界灘。これだけピンポイントで週末に出船中止が続くと、フラストレーションもたまってしまう。

3月上旬、今回も前日がシケ模様であって、朝の出船中止も心配されたが、夜更けには若干波も収まり、佐賀県唐津市・唐房漁港の第二十晃福丸を利用してマダイ狙いのタイラバで出船した。

同船者は3人。同船には非常にきれいなキャビンがあり、ふわふわのベッドや毛布、枕も完備。釣り場まで約2時間の行程だが、非常に快適に仮眠が取れた。まだまだ肌寒いこの時期、キャビンで仮眠が取れるのは非常にありがたい。

午前7時30分、今回のメーンポイントである対馬東沖に到着。パラシュートアンカーが投入され、釣りスタート。

中層のベイト意識して開始

天候は曇り時々晴れ、中潮、満潮11時。乗っ込みの大型を狙ってのポイント選定。”来ると大きい”そんな期待をもち、タイラバを落とし込んでいく。

前週に釣行した友人からの情報では、ベイトがキビナゴであったことと、乗っ込み時期特有の中層に浮いている個体も意識して、巻き取りに関しても底から30mまでのタナと、一定のスピードを意識してリトリーブを繰り返す。

使用したタイラバとタックル

ヘッドは120gで攻めていたが、当日は二枚潮なのか、隣の人とのイト絡みも頻繁に発生し始めたため手巻きには少々厳しく、セオリーではないかもしれないが少し重い200gのタイラバにチェンジ。できるだけイトを立てて、イト絡みも減らすよう意識した。

スカートはベイトフィッシュと曇天を意識してケイムラ、新製品のキョウリンネクタイ、スカートも組み合わせてみた。ヘッドに関しては個人的好みでいつものオリーブグリーン、オレンジ系をローテーションした。

玄界灘タイラバゲームで69cmマダイ ジグでは連発も【第二十晃福丸】当日のタイラバタックル(作図:週刊つりニュース西部版APC・山本智也)

3.5kgのマダイ登場

開始から2時間後、想定していた中層ではなく、着底から5mほど巻き上げたぐらいで重量感のあるバイトからフッキングに成功。水深110mの底から上がってきたのは69cm、3.5kgのオスのマダイ。ようやく顔を見ることができた。

玄界灘タイラバゲームで69cmマダイ ジグでは連発も【第二十晃福丸】69cm(3.5kg)の大ダイが浮上!(提供:週刊つりニュース西部版APC・山本智也)

その後も同様に乗っ込みを意識したポイントを数か所回り、外道のレンコダイも数尾ヒットしながらも、ぽつぽつではあったが40~50cmのおいしいサイズのマダイを数尾釣ることができた。

同船者はジグで良型連発

同船者はジグで良型マダイを連発させていた。やはり魚系のベイトを意識していたのだろうか。私は今回、タイラバ縛りでジグをほとんど用意していなかったため、次回はジギングタックルも用意して臨みたい。

なお、お世話になった稲葉船長は現役の漁師でもあり、海へ出ている回数・経験値は非常に高い。今回初めて乗船させていただいたが、今後も非常に期待をもたせてくれそうな感じだ。

今年こそ”キュウマル(90cm超)”を捕りたいので、春の乗っ込みのチャンスを逃さないように釣行を重ねたいと思う。

<週刊つりニュース西部版APC・山本智也/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
第二十晃福丸
出船場所:唐房漁港
この記事は『週刊つりニュース西部版』2021年4月2日号に掲載された記事を再編集したものになります。