厳寒期の激渋シーバスパターンから一転して、春のバチ抜けシーズン到来!今回は、3月4日の衣浦港でのボートバチ抜けシーバスゲームの模様をお届けします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)
バチパターンとは
バチというのは、ゴカイやイソメなどの総称で、春の潮が大きく動くタイミングで産卵のために砂の中から出てきて水面を漂うようになります。このバチの産卵行動が「バチ抜け」と呼ばれており、水面を漂うバチを捕食しにくるシーバスを狙うパターンがバチ抜けパターンです。
狙いの潮回り
狙いの潮回りとしては、大潮や中潮の潮が大きいときの満潮からの下げ潮が絡む時間帯。人によっては大潮後の中潮がいいという人もいれば、大潮中の下げ始めがいいという人もいるため、最善の潮回りは断定できませんが、個人的には中潮の満潮から2時間が勝負であると思っています。
使用タックル
基本的にはライトシーバスタックルでOK!メインラインはPE0.8号、リーダー12lbくらいが個人的に操りやすいと思っています。
使用ルアーは、シンキングタイプのバチ系ルアーと呼ばれる長細いルアーを使用します。
その日のバチのサイズに合わせてルアーの長さがローテーションできるように様々なサイズを持っていくことをお勧めします。
ポイントと基本の釣り方
ポイントはバチが抜けているエリアですが、私は河川の河口エリアを狙うことが多いです。下げ潮に乗ってバチが流れてきやすい場所がオススメです。
また河川絡みにプラスして、明暗エリアやブレイクラインが絡むエリアを理解しておくと、なおいいと思います。
釣り方は、基本的にはただ巻きでOK!速度はハンドル1回転で2秒~3秒くらいが目安です。レンジが低い場合や流れにドリフトさせてラインスラッグだけを取るようなメソッドの場合は、よりスローテンポで巻きます。
当日の状況
日時:3月4日木曜日
潮:中潮の下げのタイミング
天気:晴れ
風速:2m/s
衣浦港でバチ抜けシーバス
当日は、衣浦港の明暗が絡む河川の河口を選びました。明暗にシーバスやバチが集まりやすくなっており、河川も絡むことで途切れることなくバチ抜けが起こっていましたす。
個人的にはバチが停滞するポイントよりも新しいバチが流れやすくなっているポイントの方が、アクティブなシーバスが集まりやすいのではないかと考察しています。
下げ始めで潮流も効いてきてボイルも起こり始めたので、シーバスの意識が上向きになってきたと思い、表層速巻きを試すと水面炸裂!まずは1匹キャッチです。