2月下旬、堺市にあるへら釣り西池へ釣行した。私はバラシのみに終わってしまったが、釣友が久々の1匹を仕留めたほか、周りでは40上があがっていたのでリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森宮清釣)
へら釣り西池で寒ベラ釣り
振り返ると、今年の冬は中途半端な冬だったような気がする。例年なら厳しい冬でも管理池のヘラブナは日が昇ると散歩に出かけていた気がするのだが、今年は悔しい思いを何度したことか。
堺市東区にあるへら釣り西池は、屋内と屋外の釣りが楽しめる貴重なヘラブナ釣り池で、活性の低い寒ベラも心なしかよく釣れていたようなので、2月23日、釣友と訪ねてみた。
この池へは今年初の釣行だが、男前のオーナーさんに今年のヘラブナの食いは?と聞いてみると「厳しいな」との答え、もしかすると今回も返り討ちされる可能性がと不安になってくる。
当日のタックル&エサ
屋内の釣り場で南向き、東端に釣り座を決めたが、この場所水面がギラついてウキの見難い場所。前回よく釣れた場所なのだが、今回も釣れるかなと思いつつタックルの用意を始めた。
サオ11尺、ミチイト1.2号、ハリス0.5号で挑むことにしたが、冬の仕掛けとしては太めだ。というのも、この池には40cmクラスが多いので、もしもの時を考慮したセッティングというわけだ。
エサは底釣り用のグルテンエサとして、一景のソフトグルテンと強力グルテン各50 ccにマッシュ25 cc、芋グル25ccでスタートした。
昼前に釣友が本命キャッチ
水底の状態は手前がやや浅く、ウキが立つ辺りは30cmくらい深くなっているような感じだ。打ち始めて30分くらいでアタリが出るのだが、大きなアタリでも乗りが悪く、何度アワせても何も釣れないので、きっとジャミだろう。
昼前になって奥で釣っている人達、多分うどんエサだと思うのだが、良型を持って検寸に向かう人たちが多くなってきた。羨ましく思えたが、その内釣れるだろうと根気よくエサを打っていると、釣友が「きた」と声を上げた。
彼も無釣果が続いていたので、今までに見たこともないような笑顔、獲物は標準型より少し大きめだったが、私まで嬉しくなる1匹目だった。
ようやく乗せたがバラして終了
これで釣れ出すと胸をワクワクさせながらウキを見つめるが、何度も空振りで嫌気がさしてくる。そう思っているとやっと乗って、サオが大きく曲がった。これでホッとひと安心したのが悪かったようで、あと一歩のところで逃げられてしまった。
大物を持って検寸する人達が多くなる中、私だけが肩を落として惨め。大物が検寸される度に席を立って撮影に走るから、釣れないのはこのせいだと下手を隠す有様。そして、結局時間もなくなって今回も涙した。