『陸っぱりライトゲーム』ステップアップ解説:マイクロメタル活用術

『陸っぱりライトゲーム』ステップアップ解説:マイクロメタル活用術

1~3g、もしくは5g程度のマイクロメタルルアーが、近年ライトゲーム界にキテいる。筆者も昨年くらいから本格的に使い始め、ハマってしまった。その魅力について紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ショア ソルトルアー

重心セッティング

もう少しマニアックな話をすると、メタルジグには「トップヘビー」「ボトムヘビー」という、ルアーの中でどこに重心がくるか、というセッティングがある。

トップヘビーの方がリフト時にダート幅が大きく、フォール時もヒラヒラ~と横揺れしながら大振りに落ちる。つまり、アピールが大きい。高活性の魚にはトップヘビーが効く。

『陸っぱりライトゲーム』ステップアップ解説:マイクロメタル活用術トップヘビーとボトムヘビー(提供:TSURINEWSライター井上海生)

反対にボトムヘビーセッティングは、ダート幅が比較的小さく、フォール時には不規則にふわーっと落ちていく。低活性の魚や、トップヘビーを見切った魚が口を使いやすいようだ。

カラーやアイデアも多彩

メタルルアーの何が面白いといって、個人的にはカラーバリエーションだと感じている。ルアー(ソフトルアーも含む)には本当にいろんなカラーがあるが、メタルジグはその中でも特に色数や、色の組み合わせが多彩で、見ているだけで楽しい。

青物には、昔からブルー×ピンクが効くというし、朝マヅメにはシルバー系、夕マヅメには赤金系がいいとか……そういう説も参考にしながら、自分の好みで色を選びたい。このへんはファッションみたいなものである。

筆者が最近よく使っているのは、なんと両面色違いという、またメタルジグ界でも変わりモノの製品。

『陸っぱりライトゲーム』ステップアップ解説:マイクロメタル活用術両面色違い(提供:TSURINEWSライター井上海生)

しかも上下のカンにイトを結べるようになっていて、そのときの気分でトップヘビーとボトムヘビーを使い分けられたりする。これは「発明」だろう。本当に面白い。

マイクロメタル、安価なものであれば、500円くらいで購入できる。この時期のナイトメバル用に1~1.5g程度で表層だけを打つ使い方であれば、そうそうロストもしない。みなさんのタックルケースの中に、この小さなニクいルアーを、おひとついかがでしょうか。

<井上海生/TSURINEWSライター>