『ディープロックゲーム』で仙台湾名物「良型クロソイ」浮上【JOKER】

『ディープロックゲーム』で仙台湾名物「良型クロソイ」浮上【JOKER】

まだまだ冬の寒い日が続く仙台湾ですが、ディープロックのシーズン開幕ということで、1月下旬に行ってきました。アイナメにクロソイを仕留めたその日の模様をリポートします。

宮城県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・阿部慶行)

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阿部 慶行

・OceanRuler FIELD TESTER ・Mustad PROSTAFF ・VARIVAS FIELD TESTER ・fishingteam 漢SAKANA HUNTER所属 東北地方を拠点にロックフィッシュメインで釣行しており、北は北海道、南は九州とどこにでも行っちゃいます。その他ジギングでの青物やサーフからのフラットフィッシュを楽しんでおります。三度の飯より釣りが大好きです。

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波が高く悪戦苦闘

あいかわらず波の影響により揺れる状況で釣りを開始するも、強風により船が流されまともに釣りができる状況ではありません。予報では朝の9時過ぎからは少し風が収まるようでしたので、それまでは我慢の時間帯が続くのではと予想しておりましたが、案の定そのようになってしまいました(笑)。それでも釣りをしなきゃ魚に出会える確率はゼロですので、がむしゃらに釣りを楽しみます。

釣りを始めてもなかなかアタリがない状況が続き、ポイントを転々と移動していきます。移動の最中は波により上下に揺られ、波が船内に入ってきて波を被ったりと荒れた状況にかわりはありません。そしてアタリもほとんどないまま時間だけが過ぎ悪戦苦闘の前半戦です。

状況好転しジグでアイナメ

しばらくして予報通り朝の9時くらいになると少し風が落ち着いて波も少しだけではありますが落ち着いたような感じに状況が変化。そのため釣りもやりやすくなり、なんとか釣りは成立します。この状況変化にうまくアジャストできなければ今日はもう厳しいなと自分に言い聞かせて気合を入れ直します。

SLJタックルでガンガンジグII40gをスローにテンポよく踊らせて誘っていくと、フォール中にバイトが。しっかりとアワセを入れると、グングン首振りダンス。SLJタックルですので引きをすごく楽しめます。釣れたのは少し婚姻色が残ったオスのアイナメ!この渋い状況でも釣れてくれたことに感謝でしたね。なんとかこの状況で食わせることができたのはよかった。

『ディープロックゲーム』で仙台湾名物「良型クロソイ」浮上【JOKER】アイナメをキャッチ(提供:WEBライター・阿部慶行)

すると船長から一言、「そろそろクロソイの顔も見たいですよねー」とのこと。それを聞いたら狙わねばなりませんよね(笑)。なんというか私のクロソイスイッチがONしちゃったというか。それならばとクロソイ狙いのタックルに持ちかえ、いざターゲットをクロソイへ。

全集中で本命クロソイ!

風波も少し落ち着いた状況でようやく釣りが成立し始め、海の状況も流れもしっかりとつかむことができるようになり、これはチャンス到来か?状況もよくなり魚を狙いやすく、ロッド操作もやりやすくなりました。

すると船尾で釣りをしていた仲間にヒット。しかもダブルヒット!これは今がチャンスか!?私も船尾に気をとられながらも”全集中!クロソイの呼吸”で手元に意識は集中!ボトム着底させてからの潮の流れに同調させながらスイミングさせると、ゴンッとヒット!その瞬間ドラグがジリッと出されました。しっかりとスイープにアワセを入れます。

手元に伝わる重量感はいいサイズ。ファイト中にもしっかりと締めたドラグがまたジリッと。一定の速度でリーリングをしていき、テンションを緩めないように慎重にファイトをしていきます。海面に現れたのは正真正銘の本命クロソイ。船長にタモ入れをしていただき、無事にゲットできました。仙台湾名物のクロソイがここに降臨です!

『ディープロックゲーム』で仙台湾名物「良型クロソイ」浮上【JOKER】クロソイも御用(提供:WEBライター・阿部慶行)

海況的になかなかなタフコンディションではありましたが、ここぞというタイミングで本命に出会うことができたのは本当に嬉しかったです。

なんと4人同時ヒット!

そしてこの時、実は仲間4人で同時にヒットしていたんですよ。っということで船内みんなで記念に撮影しちゃいました。厳しい状況でもこうやってみんなで釣りができることが何よりも私は幸せです。苦しい時間、嬉しい時間を共有しともに楽しむことができるのが釣りの素晴らしさでもありますね。

『ディープロックゲーム』で仙台湾名物「良型クロソイ」浮上【JOKER】4人同時ヒット(提供:WEBライター・阿部慶行)

これ以降魚からのコンタクトは特になく、タイムアップのため納竿となりました。なかなか今回の釣りでは天候に恵まれず苦戦はしましたが、何とか技術を駆使して本命に出会うことができましたね。また時期をかえて狙いに行ってようと思います。

次のページではクロソイとアイナメの食味をリポート