『カサゴゲーム』ステップアップ解説:「居食い」&「根潜り」対応術

『カサゴゲーム』ステップアップ解説:「居食い」&「根潜り」対応術

カサゴゲームで厄介なのが、深いレンジでの「居食い」と「ロック」すなわち根潜りだ。大型相手だと、大体はこの二つがセットになる。各対処法を考えてみよう。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ロックされたら2分待とう

どうやら魚に潜られてしまったようだ。リールを巻いてもドラグがズルズル滑るだけで浮いてこない。ロックされてしまったときには、2分待とう。

まず、ラインテンションを張らず緩めずの状態にする。そしてドラグをブレイクしない程度に強めに入れ直す。そして魚がもぞっと動いたら、すぐにサオを煽り上を向かせる。

これで待てるのが、大体2分くらいだ。それ以上になると、もう根に化けていることが多い。

テンションを抜くと外れることも

筆者も先日の経験で知ったのだが、カサゴは若干テンションを抜き気味にサオを煽ってやると、どうやら浮くことがあるらしい。

その時はエステルライン0.3号でメバルを狙いプラグを投げていたら、継ぎ目で落ちパクしたカサゴに根潜りされた。2分待っても出てこない。もう根に化けたのだろう。頼むから1,000円したプラグだけでも返してくれと、ハリ数の多いプラグがそれ以上深く根にいかないように、1.4lbの強さしかないラインをいたわりながら、テンションを抜き気味にサオを煽ると、魚が出てきたのだ。

『カサゴゲーム』ステップアップ解説:「居食い」&「根潜り」対応術テンション抜き気味の煽りで出てきたカサゴ(提供:WEBライター・井上海生)

ぶるるっとした感触があった。おそらくビシッとテンションを張って煽るよりも、そうやって抜き気味に煽られた方が魚の身体が揺れ、どこかでロックしている箇所が外れやすいのだろう。

根掛かったハリを外すときと同じで、テンションを抜き気味に煽る。これもロックされたら試してみてほしい。

<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>