フカセクロダイ釣りに欠かせないまきエサ。今回は、初心者にあるあるの失敗例と、筆者オススメのまきエサ作りの手順を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
フカセクロダイのまきエサ
フカセクロダイ釣りに欠かせないまきエサ。その役割は、狙いのポイントに本命を寄せるだけではありません。まきエサで発生する濁りでクロダイの警戒心を解き、捕食スイッチを入れることで、さしエサを違和感なく食わせやすくする役割があります。
また、厄介なエサ取りを足元に釘付けにしてかわすためにも、まきエサが重要です。フカセクロダイ釣りでは、まとまりの良いまきエサをヒシャクで固めてポイントに撒くことが多いです、雑に作ってしまうと、混ぜムラが原因で空中分解してしまい、思うように撒けないことも。
早く釣りをしたい気持ちを抑えて、丁寧にまきエサを作ることが大切です。
初心者のあるある失敗例3選
クロダイフカセ釣り初心者は、まきエサ作りで失敗してしまうことも。初心者がやりがちな失敗例を3つ紹介します。
1. 水の入れすぎ
適切な水量は慣れてくると感覚で身についてきますが、慣れないうちはうっかり水を入れすぎてびちゃびちゃになってしまうこともあります。びちゃびちゃになってしまったまきエサでは、うまく撒くことができません。このような失敗を防ぐためにも、慣れないうちはしっかり水量を計ってから入れるようにしましょう。
2. 混ぜムラの発生
粒子の粗さが異なる集魚材をブレンドしたときに起こりやすいのが「混ぜムラ」。市販の集魚材には、裏面にブレンド例が記載されていることが多いので、まずは記載された内容で作ってみると失敗を防止できます。
3. まきエサが多すぎる
集魚材には水を吸うと膨らむタイプがあります。さらさらの状態では大丈夫でも、水を入れると膨張して混ぜにくくなってしまうことも。また、バッカンの容量に対し、一度にたくさんのまきエサを作ると溢れることもあるので、半量ずつ2回に分けてまきエサを作りましょう。
失敗しないまきエサの作り方
筆者がオススメする、まきエサ作りの手順を紹介します。
1. 解凍、または半解凍したオキアミブロックを、マゼラーやしゃもじで細かくカットする。
2. 押し麦や解凍したサナギミンチを投入し混ぜる。
3. ベースの集魚材を投入し、バッカンの底や隅までしっかりと混ぜる。
4. 追加の集魚材を入れる場合はここで投入。混ぜムラが無いように隅々まで混ぜる。
5. 海水は水量のわかる容器を使って水量を計り、3回に分けて様子を見ながら入れて混ぜる。
6. 粉っぽい部分が出来ていないか確認しながら混ぜ、水分が足りないようなら100ccずつ水を追加。
7. 上からまきエサを圧縮して空気抜き。