冬を迎えて紀ノ川のハゼはちょい投げベースに。キスやチヌ同様、ハゼも夜に釣れるのかを思い立って検証に出かけた釣行をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・牧野博)
紀ノ川河口でハゼ釣り
和歌山・紀ノ川に寒チヌ釣りのアングラーが多くなってきた。川面の渡り鳥の姿が日ごとに目立ち始めると、ハゼ狙いはチョイ投げに移行する。ところで、ハゼは夜でも釣れるのだろうか?
それを検証するため、12月20日は紀ノ川右岸の北島橋の周辺に釣行した。この日は17時くらいから竿を出してみた。タックルはルアーロッド改造のチョイ投げ竿10ftに、中型投げ専用リール、道糸はPEライン0.8号に力糸もPEラインを接続。オモリは10号を固定式で使用した。仕掛けはハリスの間隔を20cmにした湘南キス8号の2本バリである。
上げ潮回りであったが1投目、橋脚の下流側へ軽くキャストした竿にさっそく辺りが出た。やや小ぶりの13cmがヒット。
夜もハゼは高活性
辺りはまだ明るいが、対岸に見える新装になった和歌山市駅ビルの明かりが目立ち始めると、さらに活性が上がってきた。
夜釣りの場合、投げ釣りでは置き竿が一般的だが、今回は手持ち1本竿で釣った。実釣経験から、キビレやキスを夜釣りで狙う時にも、仕掛けを少し引いたすぐ後にアタリがくることが多いこと、1本竿の方が仕掛けのトラブルが少なく手返しが良いのがその理由である。
1投ごとにアタリ
18時を過ぎ、潮が動き始めると、さらにアタリが活発になってきた。ほぼ1投ごとにハゼのアタリがくる。ハリ掛かりしないこともあったが、手持ちで釣っていると、小さなアタリもすべて分かるのが楽しい。
橋の近くなので十分注意しながら、ほんの軽いキャストで釣る。アタリがあるのは1色以内の近場である。上げ潮回りということもあるが、昼よりもハゼはニアポイントに寄ってきていると思われる。
夜はキビレの子もより活発になる。昼よりも一回り大きい20cm級が、たたくような引きを見せた。カケアガリを見つけて置き竿にしようとするが、その暇もなくアタリがくる感じで、ハゼを追加していく。