釣った魚だからこそ、おいしく食べたい。同じ作るのなら、さらにおいしく食べたい。おいしい魚は、めちゃくちゃおいしく食べたい。
魚魚(とと)クッキング
そんな思いから、やっさんは、だんだんと料理に目覚めてきたように思いますねー。
中には、釣るだけで、食べることさえしない釣り人もいてますよね。
人それぞれですが、おいしい魚を釣っているのだから、釣った魚ぐらいは、おいしく食べたいですね。
なので、今回から始まる魚魚(とと)クッキングでは、あれやこれやと、手間暇かけるのではなく、簡単にできる魚料理の作り方を紹介していきたいと思います。
幼児言葉に、魚のことを、「おとと」って言いますよね。
そう、魚料理の〝こども〟、初心者でもできような料理を目指していきたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくです。
イサギ(イサキ)
もちろん、今釣れている、旬の素材を使っての料理ですよ!
徐々に水温が上がってきて、イサギが釣れていますね。
イサギの旬は、麦わらイサギと言われるように、麦を刈り取る時期、または麦わら帽子をかぶりたくなるような時期ですね。
この時期も確かにおいしいのですが、少し時期が遅れると、白子や卵に栄養が行き過ぎて、身の味が落ちるときがあるんですよね。
だから私は、少しシーズンの早いころの、脂のよく乗ったイサギを好んでます。
造りよし、煮付けよし、塩焼きよし。
白子はホイル焼き、卵は煮付けと、余すことなく食べられますね。
イサギの焼き霜造り作り方
今回紹介するのは、造りでも焼き霜造り。
皮をバーナーで炙るわけです。
いわゆる炙りですわ。
なので、バーナーが必要ですわ。
でも色々と使えるので、買っておいて損はないような。
まっ、なくても、コンロの火でも炙れますが。
【1】
内臓、ウロコなど下処理して、三枚におろします。
【2】
腹骨をすき取り、中骨は、骨抜きで抜き取ります。
【3】
金串を打ちます。
皮をまな板に付け、皮の下へ金串を均等の間隔で刺していきます。
炙ると皮が丸まるので、金串を打つとそれが防げます。
【4】
バチバチと音がして、焦げるくらいまで皮全体を炙ります。
多少焦げても、大丈夫。
香ばしいと思えるでしょう。
いったん冷蔵庫へ入れて冷やし、溶けた皮と身との間の脂をかたまらせるのです。
炙ってすぐに切ると、皮が皆はずれてしまうので、冷やすのです。
脂を浮き出させたいときは、冷やして切ってから、再度皮だけ炙るとうまくいきますわ。
ワサビを乗っけて、口に入れると、ジュワッと脂がにじみ出て、それから香ばしさが口に広がるでしょう。
きっと、炙ってよかったーってなるでしょう。
脂の乗った魚なら、炙りをお勧めしますよ。
だって魚って脂が乗ってるほど、うまいですから。
<安田明彦/TSURINEWS編>