夏の終わりにひと段落したが、年末に向かって再び人気が上昇するマダコ。ここでは、茨城沖のマダコの釣り方を中心に、マダコの調理方法そしてオススメレシピを紹介する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版編集部)
茨城沖のマダコ釣況
マダコは東京湾では6~8月と11~12月が多い。
ここ茨城沖では、例年11~12月に盛期を迎え、すでに朗報が聞こえてきている。
常磐のマダコといえばサンマエサを使ったテンヤが主流だったが、東京湾同様のエギダコも目立つようになった。東京湾にくらべて水深が深いため、オモリ80号が基準。根掛かり多発のポイントなのでパワーがあるタックルが望ましい。エギは3個ほど付ける人が多い。釣り方はどちらの地域も同様だ。
マダコのテンヤ釣法解説
ここからはテンヤ釣法を紹介する。
オモリ
テンヤはオモリとして100号くらいのナマリかコンクリートを付けたものを使う。
エサ
エサはサンマ。東京湾や相模湾はカニだが、茨城沖ではサンマのほうが反応はいい。
エサはヒモでくくりつけていく。コツは口をしっかり押さえてくくること。目とエラを避けて尻尾のほうまで縛っていく(ふさぐと内臓から切れて外れやすくなるため)。
投入
投入はイトをある程度床に出しておいて勢いよく投げて行う。投入後、底から離さないのが鉄則。そしてテンヤが底をコツコツたたくか、起き上がる程度に小突く。
アワセ
違和感があったら即アワせる。アワセが効かないとバレやすい。特に潮が流れていないと、乗っただけという感じで途中でのバラシが多発する。
取り込み
タコが乗ったら、船べりにイトを引っ掛けるようにすると安定してたぐれる。巻き上げ中に、止めたり速度を緩めたりするとバレるので注意。
抜き上げ時に船に張り付いて取れなくなることがあるので、思い切りよく抜き上げるか、タモ取りが無難。
ワンポイントアドバイス
○小突きは速度を変えるのも有効
○アワセが遅いとサンマがかじられていることがある
○根掛かり時は慌てずに、イトを一旦緩める。慌てて引っぱると、逆に抜けなくなってしまう。イトを張って緩めてを繰り返すと外れやすい。