アジやイサキから青物まで多種多様な魚が狙えるウィリー仕掛け。消費も多いウィリー仕掛けは、簡単に自作できるのでぜひチャレンジしてみましょう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・西澤俊彦)
ウィリー仕掛けを自作するメリット
市販のウィリー仕掛けは、幅広く対応できるように白、緑、ピンクなど、決まった色とパターンの組み合わせがほとんどです。自分で仕掛けを作れば、数十種類の色から選ぶことができ、「白だけ」や「ピンク、白、ピンク」など、市販とは違った好きな組み合わせが可能です。
また、自作と市販の仕掛け、価格を比較すると アジ、イサキ用3本バリ仕掛けで60円程度、市販だと400円くらい、シマアジ用2本バリ仕掛けで150円程度、市販だと700~1000円します。
必要な素材
ウィリー糸は「ウーリーロック糸」というポリエステル製の業務用ミシン糸のことです。釣具店でも購入できますが、手芸店では1000mが500円ほどで購入でき、色の種類も多く単価も安いのでありがたいです。
ハリは、狙う対象魚に合わせたハリみ10~50本程度入った「バラバリ」とハリス用のフロロカーボンを用意してください。
その他、ウィリーを止める瞬間接着剤が必要です。また、ハリスに付けて集魚効果を狙うためのビーズや、ウィリーと一緒に巻いて使う発光する紐タイプの製品を使うと仕掛けのバリエーションが広がります。
作成手順
それでは仕掛けの自作手順を紹介しましょう。
ハリとハリスを結ぶ
ウィリーを先に巻く方法もありますが、筆者は先にハリスを結びます。こうするとウィリーをハリスの部分にも巻いてボリュームを出すことができるためです。仕掛けに必要な本数結んでおきます。
ウィリーを巻く
ウィリー糸を束ねる本数によって太さがかわります。狙う魚種により、ハリの大きさがかわると思いますが、アジなどハリが小さい場合は2つ折り、大型の青物の場合は4~6つ折りにします。長さは30cm程度とってください。
ウィリーを固定
ウィリー糸をハリのフトコロから少し余らせた状態でチモトへ巻きつけていきます。先端までいったらフトコロまで巻き戻していきます。戻したら最初に余らせた部分とハーフピッチで止め、そこに瞬間接着剤を少量付けます。
余らせた部分の先をハサミで切り、4本束ねて輪ゴムで止めたつまようじで先端をこすると糸が広がります。最後に作成したハリスと幹糸を8の字結びでつなぎます。
様々なパターンを用意
魚種や潮色の具合によってウィリーの当たりカラーはかわります。様々なパターンの仕掛けを作って、状況に応じて使っていくことをオススメします。何と言っても自作した仕掛けで釣れた時は最高ですよ。
<西澤俊彦/TSURINEWS・WEBライター>