11月1日から茨城・鹿嶋沖のヒラメ釣りが解禁となった。今年は例年と比べて調子が良いとのこと。去年はボーズだったため、期待を膨らませて船に乗り込んだ。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・松浦)
鹿嶋沖でヒラメ釣り
11月1日から解禁になる鹿嶋沖ヒラメ釣りは、イワシをエサにした泳がせで行う。今回使用したタックルは、竿がベイゲームXヒラメMH、リールがオシアジガー1500HG、道糸はPEライン3号を300m巻いて持参した。
昨年は近くの船のエンジンが止まり、大荒れの海上で救助を行ったりとアクシデント続出のためにボーズだった。海釣りを続けていてレアな経験だったが、その分、手ぶらで帰ることになったので今年は昨年の分まで釣れるよう意気込んで挑んだ。
兄弟丸に乗船
11月3日は、鹿島港から兄弟丸に乗船した。天気は小雨だったが海上は波もなく凪だったため、釣りはしやすかった。海が荒れていると船の揺れが激しくなり、底取りがしにくいので釣りが難しくなる。
今回は貸し切りだったため、混雑とは無縁だったが、他の船は満席だったので乗り合いで出かける場合、オマツリには十分注意が必要だ。
当日の作戦
水深の変化に合わせて、こまめなタナの取り直しが必須となる。これを怠ると根掛かりしたり、タナが高くなりすぎてゲストばかり釣れてしまってエサのイワシがなくなってしまう。
また、ヒラメ釣りが他の釣りと大きく違う点が一つある。それは即アワセが厳禁なことだ。アタリがあっても我慢で、完璧にヒラメがエサを食い込むまで待ち続ける。だいたい短くても30秒は我慢。この時間がとてつもなく長く感じるのだ。
ヒラメ釣りを続けていると、アタリの感覚でエサを食い切ったかどうかわかるようになる。自分の感覚を信じてアワセを入れて、水面からヒラメが顔を出した時はたまらないほどうれしいのだ。
1匹目は投入直後に
船がポイントに着き、合図とともに仕掛けを投入した。ヒラメ釣りは意外と投入時に重りが底に着いたと同時にアタリがあることが多い。油断厳禁だ。
予想通り、1匹目は投入直後にやってきた。ボトムに着いたはずなのに、途中で止まる違和感のあるアタリ。慌てずにしっかりと食わせてからアワセを入れ、調子よく1匹目をキャッチすることができた。その後、タナを2~3m上に設定した。根掛かりが怖いので少し高めの設定である。これが失敗で、周りと比べてアタリが出ない。慌ててタナを下げて再挑戦した。
タナを0.5~1mに変更して再挑戦。すると、みるみるうちにアタリが増えていき、最終釣果は7匹だった。船全体がエサ切れで通常より2時間の早上がりであったため、エサがあればもっと釣果を伸ばすことができただろう。
2kg超は誘いに反応
最大サイズは2kg超だった。待ちの釣りでアタリが減ってきたため、船長のアドバイスで竿を上下に動かし誘いを入れてみた。誘いを入れて少し待つ。これを繰り返していると、竿を上げると同時に、手元に衝撃が襲った。糸フケを作らないようにやさしく巻き取りながら竿を下げていき、アワセを入れられる状況にしてから、落ち着いてアワセを入れてキャッチすることができた。待ちでアタリがない時は積極的に誘いを入れることもありだろう。