今日は何の日:11月24日は『鰹節の日』 ルーツは和歌山県にあり

今日は何の日:11月24日は『鰹節の日』 ルーツは和歌山県にあり

11月24日は「鰹節の日」です。タタキは若干苦手な著者も、鰹節は大好物。ぜひ、今日は湯気に踊る花かつおを眺めながら、お好み焼きをほおばってみては?

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なぜ11月24日は「鰹節の日」?

11月24日が「鰹節の日」に制定されたのは、いい節「いい(11)ふ(2)し(4)」の語呂合わせから。愛媛県伊予市に本社を置く、ヤマキ株式会社がかつお節の使い方、上手なだしの取り方などをもっと多くの人に知ってもらおうと制定しました。

制定したヤマキ株式会社は、創業者の城戸豊吉が1908(明治41)年に海産物問屋「城戸豊吉商店」を開業し、1917(大正6)年、堅い節を花びらのようにふわりと削る切削機3台を購入して、削りぶしの製造を開始したのが始まりだそうです。

鰹節のルーツ

鰹節と聞くと土佐・薩摩・伊豆が三大産地として知られていますが、現在の鰹節のもととなった燻乾法の発祥の地はそのいずれでもないということをご存じですか?今日が「鰹節の日」だと知っていた方はお分かりかもしれませんが、和歌山県日高郡の印南町なのです。

煮て乾かすだけだった加工法に、まきを燃やして煙でいぶす工程を加えた燻乾法は、江戸時代中紀に印南の漁民である「角屋甚太郎」によって考案されました。それまでの鰹節(干し鰹)は現在のものとは異なり、硬くて味も香りも今ほどよくはなく、日持ちもしなかったそうですが、この燻乾法を取り入れることにより、現在の鰹節に通じるものとなったそうです。

印南町は遊漁も盛ん

現在の印南町では残念ながら鰹節の生産は行われていないようですが、遊漁船の出船基地としては有名です。春のイサギに夏のアカイカ、そして今の時期はマダイがシーズンを迎えています。

今日は何の日:11月24日は『鰹節の日』 ルーツは和歌山県にあり釣り人的には鰹節よりタタキ?(提供:pixabay)

直近の釣果情報を見ていると、カツオが若干苦手な著者も大好物のヤイトガツオ(スマ)が釣果に交じっていました。あくまでマダイ釣りの外道なので過度な期待はせず、「釣れたらラッキー」くらいの気持ちで出かけてみてはいかがでしょう?

<TSURINEWS編集部>