大阪周辺からもっとも近い本格的な磯釣り場といえる和歌山・大引エリア。今回は人気の大引エリアの中で、筆者オススメの磯5選を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・兵頭良弘)
4. ヒジキ島
大引漁港を出て真っ直ぐ南向きに船が進むと、正面に見えてくる大きな島がヒジキ島である。特に南向き周辺の磯付近は水深があって、釣れる魚種も豊富なのでカゴ釣り、底物狙いの釣り人が多い。ハマチなどの青物、マダイやイサギ、グレ、底物では良型のイシダイがコンスタントに釣れる。
フカセ釣りの釣り座としては西向き先端の西の鼻と北向き中央付近にある裏チョボと呼ばれる磯場がお勧め。
どちらもアシカ方向に流れる上り潮が良く、竿2~3本沖にできる潮目や潮のヨレをウキ下2~3ヒロで狙うと35cm前後のグレが数釣れる。裏チョボは季節風をまともに受けるので、波には注意が必要だ。
5. ヒラバエ
ヒジキ島とケムリ島の間に見えてくる一段低い磯がヒラバエである。この磯もカゴ釣りやルアー釣りの釣り人が多く、フカセ釣りでグレを狙う人は少ない。
しかし、中型の数釣りでは北向きの先端にあるチョボ、南向きの鼻が良く、特に北向きのチョボからは上り潮の時に本流筋を狙うとグレが入れ食いになることもある。ヒラバエ自体は10人以上で上がることができるが、フカセ釣りではチョボに2人、南の鼻に2人がベストだろう。
なお、大引全体にいえることだが、どの磯からもフカセ釣りでグレを狙う場合、仕掛けはできるだけ軽く、ウキ下も2~3ヒロまででアタリが出ることが多いので、水深を意識し過ぎて、あまり深ダナ狙いにならないよう注意した方が、好釣果につながる。
<兵頭良弘/TSURINEWS・WEBライター>