石川・輪島沖では現在、キャスティングメインでメーターオーバーのヒラマサ狙いの釣り人が県外からも集まってくる。今回は諏訪丸からデカマサを狙った。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・村山雅治)
輪島の青物シーズン
今回は諏訪丸からヒラマサを狙った。輪島では、青物、根魚が一年を通して狙うことができるが、特にベストシーズンとされるのは、ゴールデンウィーク前後。そしてちょうど今の時期にあたる9月~12月。丸々と脂を蓄えた寒ブリほか青物が狙えるジギングのベストシーズンとされる。キャスティングで狙うならば、9月~12月中旬までがシーズンとなっている。
タックル&戦略
釣行日は10月27日。天気は晴れで波高0.5~1m、風速2m前後。輪島沖の舳倉島近辺の水深80~120m前後を狙う。5時~14:00までの釣行である。
今回は2タックル用意した。
ロッド:天龍ジグザム JDF621S-5
リール:ソルティガ4500H
PEライン:ファイヤーライン4号
リーダー:40lb
ロッド:LUXXE OCEANジグドライブ S62M-RF
リール:カルディアLT 5000D-CXH
PEライン:ファイヤーライン3号
リーダー:40lb
輪島沖での青物狙いは、ほとんどがキャスティングメインで狙うため、回遊するスピードが速く、なかなか船が追い付けないと聞いていた。また、食い気がある時しかジグに食ってこないというのと、かなりの速巻きジグアクションでないとアタックはしてこないと経験から分かっていた。そのために青物の食い気が出る時間帯に入り、アタリが頻発する確変がはじまるまでは、体力を温存しつつジグアクションを入れて探っていく作戦をとった。
ジギングで根魚狙い
絶好の釣り日和の中でスタート。まずは同乗した方々のジグアクションとカラーなどを見ながら、体力を温存しつつ底をボーズレスのTG イエヤス120gのジグにて、ただ巻きで探っていった。
輪島沖の底が岩礁になっているエリアは、いいサイズの根魚のポイントでもあるためである。ジグを底まで落とし、20mほどただ巻きしてからまた落とす。この繰り返しを続けた。
良型チカメキントキ浮上
時刻も10時過ぎになり、私に船内で初めてのヒット?「なんだこの引きは?フクラギサイズの青物?それとも根魚?」5分ほどバトルしてゆったりと上げてきたのは、いいサイズのチカメキントキだった。
その後にはカサゴなどが掛かってきたが、船内で青物の時合いはまだ来ないようだった。同乗した方々はワンピッチワンジャークのジグアクションをしているようだったが、船長いわく、「ポイントに入っても青物のスピードが速すぎてなかなか追い付かない」とのことで、ジグに反応をしづらい状況のようだった。
船内では11時過ぎになるとブリ、ガンドとぼちぼち上がってきたが、こちらの方はなかなか時合いにならないので、ここからジグアクションを完全にかえてみることにする。
速巻きで良型ヒラマサ
後半からはジグをイワシパターンに変更し、アクションを速巻きにかえてみる戦略でいってみた。
1投目、アクションを速巻きにして思いっきり巻き上げ、20回転ごとに2秒ほどストップを繰り返してジグアクションを入れてみた。2投目は思いっきり速巻きの後ストップアクション、再び速巻きからのストップアクション…。
3投目、思いっきり速巻きの後ストップアクションを入れると、やっとヒット!めちゃくちゃドラグが引き出される!。
「ヒラマサじゃろ!ライン何号?」
「PEライン4号!」
「ドラグ締めてゴリ巻きで慎重にやり取りしてぇな!」
15分くらい必死にゴリ巻きでやり取りした結果、上がってきたのは何と6.8㎏の立派なヒラマサだった!