PR オフショアジギングで青物&タチウオ好捕 2種のロッド使い分けで攻略

オフショアジギングで青物&タチウオ好捕 2種のロッド使い分けで攻略

オリムピックから2020年に登場したプロトンプロトタイプは、#2~4と#6というラインナップで、#1と#5は欠番であった。現在、この欠けた2番手が来年の発売に向けて最終調整に入ったとのことで、その最終テストを兼ねた釣行に同行してきた。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)

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青物狙い後半

後半の青物狙いは垂水沖から。再びサワラ狙いで髙島さんが#5のプロトンプロトタイプで挑むも、垂水沖は不発。小磯に移動してトモとミヨシの同船者にハマチ~メジロがヒットしたものの、髙島さんにはまたしてもアタリだけでフッキングに至らなかった。

船長はここで少しポイントを淡路島寄りに移動。少しの違いだがこちらはまだタチウオパターンで釣れるとのこと。

この移動が的中し、ワンピッチのシャクリから連続ジャークまで魚の反応をうかがいながらいろいろ試していた髙島さんが、サオをぶち曲げた。ボトムから10mほど上げた速い3段ジャークに長めのフォールを交ぜたアクションでのヒットとのこと。

オフショアジギングで青物&タチウオ好捕 2種のロッド使い分けで攻略ついに髙島さんにヒット!(撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)

ロッドのパワーに物を言わせて、やや強引なやり取りで船長の差し出すタモに滑り込ませたのは、狙い通りの丸々肥えたサワラであった。

オフショアジギングで青物&タチウオ好捕 2種のロッド使い分けで攻略よく肥えたサワラをキャッチ(撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)

この後髙島さんにはヒットがなかったものの、左舷ミヨシの釣り人にもサワラがヒットし、潮がなくなったのを機に納竿となった。

オフショアジギングで青物&タチウオ好捕 2種のロッド使い分けで攻略左舷ミヨシでもサワラが登場(撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)

#1の開発経緯と所感

#1は、スローのサオという意味では、弱いところで#2までラインナップしてれば十分だが、「タチウオを中心に見据えた軟らかく曲がり込んで、それでいて80m、90mといった深いところで釣りをする状況に抜群にフィットするサオも必要」ということで開発に乗りだしたものだそう。

オフショアジギングで青物&タチウオ好捕 2種のロッド使い分けで攻略#1はタチウオ専用とも言えるスペック(撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)

目指したのは感度やパワーより、掛かることを前提にバラさず数が取れる安全なサオ。つまりグニャグニャに曲がるサオだ。ただ、グニャグニャに曲がるサオをただ単に作ってしまうと、今度はジグを操作したときのシャキッと感がなくなってしまう。ジグが何をしているのか、その挙動を把握できるサオの方がやってて面白いので、グニャグニャに曲がるけれど、パリッとしているというところに落とし込んである。

この日#1をテストしていた藤原さんによると「仕上がり的には、#1はめちゃめちゃいい。これからタチウオやろうっていう人にも、ベテランの人にも、使いやすいと思います。特に関西圏でタチウオジギングをする際、明石や友ヶ島水道なら一番コアなところは130~160gのジグウエイトとなるので、そこにビタッとフィットするサオと言えます。」

「タチウオがアタって、掛からないとか、一回掛かったけどバレるっていうのは、今回一度もありませんでした。目指した通り、掛けたらとれるサオに仕上がっています。また、曲がるけれども感度がいいので、掛けるのもやりやすい。感度はそんなに狙ってはいないんですけどね。ともかく曲がるサオって感じです。」とのことだ。

#5の開発経緯と所感

#5は、プロトンプロトタイプのシリーズが新素材のT1100Gのおかげで、思わぬ守備範囲の広いサオとなったことに端を発している。「#4で#5相当の釣りができるのなら、1番飛ばして、マグロとかイシナギ用の#6を作ろう」となったため、結果#5は欠番となり、カンパチや青物のスローで、デカいジグを飛ばすような釣りのサオが既存のラインナップにない状態になったのだ。で、そこを見据えて開発されたのが#5というわけだ。

オフショアジギングで青物&タチウオ好捕 2種のロッド使い分けで攻略デカいジグを飛ばすために作られた#5(撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)

この日#5で釣りをした髙島さんによると「大阪湾とかだったら180g、いっても200gぐらいのセミロングとかがメインになってきますけど、場所によっては250gとか300gのロングジグとかの釣りがメインになってきます。クダコとか、沖縄とかもそうですよね。その辺を視野に入れた、そういうところでメインを張れるロッドを、#5では目指しました。今日は明石だったんで、ヘビーバーサタイルっていう感じならロングジグかなっていうので、ロングジグ縛りでやって、何とか結果も出ました。」

「プロトンプロトってシリーズは、サオが勝手に仕事をしてくれるロッドっていう感じなんですけど、5番はいい意味で癖があって、自分で操作して思い通りのアクションを出してあげるみたいな感じ。ちょっとプロトンプロトらしくない仕上がりになっています。3番とか4番のキンキンの感じではなくて、ちょっと湿ってるロッドなんですね。なので、ヘビーバーサタイルっていう意味で使ってもらうのが一番いいんですけど、かなり玄人好みのサオになっていると思います。自分でサオを従えるような感じです。」と仕上がりを語ってくれた。

今後の明石ジギング

船長によると、「今年は青物が絶好調で、数もさることながら大きいのが多いシーズンになっている。明石海峡の東側ではまだタチパターンは本格化していないが、11月半ばにはシルバーロングジグを使ってのスローピッチジャークの釣りががメインになってくるだろう」とのこと。

オフショアジギングで青物&タチウオ好捕 2種のロッド使い分けで攻略青物ジギングはまだまだ熱い!(撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)

また、海峡大橋西側の鹿の瀬では、まだベイトはイワシで、これから小さいタチウオにかわってくる。ベイトがかわればマサムネサイズやシルバーロングでもよくなってくる見通しとのことだった。ぜひ未体験の方は明石~鹿の瀬ジギングに挑戦してほしい。

なお、今後はメインフィールドが海峡大橋の西側になるのと、ショウサイフグのカットウ釣りでの出船が増えることを受け、タチウオジギングとのダブルヘッダー便は少なくなる見込みだ。

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