9月20日、折角の沖縄家族旅行!10分でも良いから沖縄っぽい釣りがしたい!という釣りキチがパックロッドを忍ばせた結果やいかに…。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・山根央之)
「沖縄らしい」渓流で実釣
目星をつけた渓流へ。植物相から南国らしさが伝わってくる。
夫婦でダイビングを満喫し、1時間あれば十分釣れるから…と自信満々に借りていたレンタカーを走らせ、目星をつけていた川に向かった。ダイビング直後は体内に溜まった窒素を抜いてからでないと飛行機に乗れないのだ。僕にとっては、とてもありがたい時間だ。
1投目でヒット!入れ食いか…?
海から僅か数百メートルの地点から入渓した。初めての川はいつだってワクワクするものだ。沖縄らしいストラクチャーであるアダンの際にルアーを投げ込むと着水と同時に水面が割れた!鋭い引きを竿で受け止め、上がってきたのは綺麗なオオクチユゴイだ。思わず「やったー!」と声が出る。
目の前には釣られたオオクチユゴイに群がるように沢山の魚がついてきていた。これは入れ食いかと思いきや…。
オオクチユゴイは警戒心が強い。数匹釣ると極端に釣れなくなってしまう。
続いてアダンより奥の流れ込みへルアーを投げ込むと、これまた着水後ワンアクションでバシャン!とオオクチユゴイがルアーへアタックした!まさにパラダイスとはこのことだろう。
3投連続ヒット確実だろうと思い投げ込んだものの、嘘みたいにオオクチユゴイからの反応がなくなってしまった。ルアーをミノーやスピナーにかえても駄目だった。
数釣りを楽しむ
獰猛な性格と極端な警戒心を自分の目で見ることができた。まだまだ、入渓地点なのでどんどん川を上がってみることに。この後の釣果は書くまでもない。ルアーを投げ込めば3アクション以内にバイトがあり、1~3尾も釣れば沈黙する。これの繰り返しだ。とにかく、人の存在に気づいていないオオクチユゴイを狙うことが、この釣りのコツと言えるだろう。
気が付けば「これぞ源流」と言った巨石群まで釣り上がってきた。
驚くことに、この巨石の上でも、小さいながらオオクチユゴイの釣果を得ることができた。彼らの遡上能力は、僕の想像より遥かに高そうだ。
1時間と言いながら1時間半も楽しんでしまった。魚止めまで行ってみたかったがそれはまたの機会。美しいオオクチユゴイ15尾の釣果に満足し納竿とした。
<山根央之/TSURINEWS・WEBライター>